お知らせ

子ども学科が「子どもフォーラム」を開催しました【2025年2月8日(土)】

2025年2月8日(土)に子ども学科の学科行事である「子どもフォーラム」を開催しました。

「子どもフォーラム」は、子ども学科の学生がこれまでの学修の成果を発表する場として設定しており、この日は2年生による卒業研究発表を行いました。令和6年度の子どもフォーラムは、「①学生間の学びの共有」「②地域・社会への貢献」「③富澤学園間の連携」「④教員の資質向上」以上の4つを目的として実施しました。

午前の部は保育環境ゼミによる口頭発表と、卒業研究全件の中から教員の審査により選出された優秀論文発表を行い、午後の部では舞台発表ゼミによる創作オペレッタを発表しました。大雪による交通機関の乱れの影響により、開始時間を1時間遅らせる形での開催となりましたが、無事に卒業生全員が発表に臨むことができ、どの発表もこれまでの学修の成果が反映された素晴らしい発表となりました。プログラムの最後には奥山優佳学科長からの講評があり、盛会のうちに終了しました。

また、学生のこれまでの学びの様子を展示する「2年間の学びコーナー」と、昨年度に続き、学科教員の研究を紹介するブースを設置し、子ども学科の教育・研究を多くの方々にご覧いただきました。

 

以下は、当日発表に臨んだ学生からのコメントと、当日の様子です。

2年生 大宮 ありす(米沢中央高等学校出身)

私は今回“幼児と絡ませながら”というよりは、自分自身の幼少期の経験や関心から、卒業研究のテーマを選ばせて頂きました。研究を進めていく中で、テーマを決めた時に考えていた結論とは違う結論に辿り着いたり、触れる予定では無かった、SNSなど現代ならではの話題にも大きく触れる結果となり、研究の中で様々な考えに触れることで、自分の考えにも変化が及んだり、豊かになることを学びました。優勝論文に選んで頂いた際は、驚きと嬉しさでいっぱいでしたが、沢山、手をかけたものを認めて頂いたという経験は自分の中でのこれからの自信に繋がっていくと感じています。お忙しい中、暖かい指導をしてくださった奥山先生、意見を交流してくださった奥山ゼミの皆様、友人たちに心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

 

2年生 清野 光希(左沢高等学校出身)

卒業研究を通して様々な体験や経験をさせていただきました。私は子育て支援センター、児童遊戯施設へのインタビューをさせていただきました。また、子育てサロンへの参加を通して現代のママたちの課題や現状を知ることができました。優秀論文に選ばれた時は驚きと嬉しさでいっぱいでした。横沢先生の助言やご指導してもらったおかげここまでこれました。そして、ゼミの仲間と意見交流してここまで論文を仕上げることができました。先生とゼミの仲間に感謝です。本当にありがとうございました。今回の研究で得た学びを今後に活かしていきます。

 

2年生 三浦 菜都(翔洋学園高等学校出身)

私は血の繋がらない母親の成長を研究する中で、「親子の関係に血縁は必要か」という問いについて、自分なりの答えを見つけることができました。普段の生活では深く考えることの少ない社会的な問題に目を向け、改めて学びの大切さを実感する貴重な時間となりました。卒業研究を通じて、自身の研究にとどまらず、多くの学びを得ることができたことは、これからの人生においてかけがえのない財産となりました。優秀賞をいただけたのも、久島先生の手厚いご指導、そして共に励まし合い、切磋琢磨してきたゼミの仲間たちの存在があったからこそです。心より感謝申し上げます。この研究で得た学びを糧に、今後も成長を続けていきます。本当にありがとうございました。

 

2年生 佐藤 みや(鶴岡中央高等学校出身)

オペレッタでは、子どもには分かりやすく伝わるように、学生や保護者などにも純粋に楽しんでもらえるように脚本・演出と共に稽古を行い、より良いものを届けようと試行錯誤しながらみんなで舞台をつくっていくことができました。本番では、練習の成果を出すことができ、観客の皆様にも「良かった」「面白かった!」などの感想を聞くことができてとても嬉しかったです。一つのものを作り上げるために思いを一つにすることの難しさや折り合いのつけ方には苦戦したところもありましたが、みんなで人の心を動かせるものをつくる楽しさや達成感を感じることができました。先生方をはじめとしたご協力してくださった方々、共に作品を作り上げたオペレッタの仲間に心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

2年生 星野 佳萌(米沢中央高等学校出身)

舞台・衣装ゼミとしてオペレッタに携わりました。大道具・小道具、衣装、照明に分かれ各々が卒業研究で取り組んだ結果を元に試行錯誤を重ね、より良い舞台を作るために全員で協力し取り組んできました。私は、大道具・小道具の制作を主に担当しました。大道具では、現実の世界と絵本の中の世界を分かりやすく表現するために、場面に合わせた背景や色の配色を考え世界観を表現しました。小道具では、観客のみなさんがどの角度からみても伝わるようリアル感を求めながら意見を出し合い制作を行いました。本番では黒子として場面ごとの移り変わる背景の切り替えや道具の配置を行い、暗い中でスムーズに配置をしミスなく終えることができました。オペレッタという1つの作品を作るために各々が自分の担当箇所にこだわりを持ち仲間と協力しながら取り組むことができ、大きな達成感を感じることができました。最後に、ここまでご指導して頂いた先生方ありがとうございました。そして治ゼミのみんなと素敵な舞台道具を作ることが出来てとても楽しかったです。ありがとうございました。

 

2年生 我妻 琉花(酒田西高等学校出身)

音楽ゼミは、夏休みから個人での作曲を行い、後期にはグループでの作曲や編曲、演奏の練習など、授業外の時間も活用しながら作曲に取り組んできました。また、ゼミ内だけでなく、他のゼミとも協力し、何度も話し合いや練習を行いました。本番では、度重なる練習の甲斐もあり、よりオペレッタの世界観に入り込むことのできる音楽を届けることができ、私たち自身も楽しんで演奏できたと感じています。指導してくださった那須先生をはじめ、これまで一緒に頑張ってきたゼミの仲間のおかげで無事本番を終えることができました。ありがとうございました。

 

 

 

 

文責:子ども学科 (写真掲載許諾済)