地域の皆様へ(山形大学・東北芸術工科大学との共同メッセージ)
前文(山形大学・東北芸術工科大学・東北文教大学の共通メッセージ)
若者の⾏動、各地域からの⼈の流動など、感染拡⼤防⽌に向けて各⼤学がどう対応するかが、社会的関⼼を集めています。安全と健康を第⼀に掲げながらも、⼤学の社会的使命である教育、研究、地域貢献活動を続けるには、何よりも地域の皆様からのご⽀援が⽋かせません。
この状況をふまえ、⼭形市に本部を置く⼭形⼤学、東北芸術⼯科⼤学、東北⽂教⼤学の3⼤学が共同で、⼤学教育へのより⼀層のご理解について、地域の皆様へメッセージを発信させていただきます。
私たちは、⼈々の健康を守ることを最優先に考え、⼤学の使命を果たします。
学⽣・教職員はもとより、地域に暮らすあらゆる皆様の健康と、安全で安⼼した⽣活を確保するために、地域に根ざす⾼等教育機関として、最⼤限の努⼒を続けていきます。
私たちは、いかなる場合でも、未来を担う学⽣への教育を継続します。
学⽣は未来の地域を⽀える、⼤切な存在です。どのような状況下でも、知恵を絞り、あらゆる⼿段で、熱意ある学⽣たちへ修学機会を提供し続けます。
東北⽂教⼤学の取り組み
地域の皆様には⽇頃より、東北⽂教⼤学・東北⽂教⼤学短期⼤学部の教育・研究活動へご理解とご⽀援を賜り感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の感染が拡⼤する社会情勢にあって、さまざまな困難や不安の中でお過ごしのことと拝察申し上げます。東北⽂教⼤学では、学⽣・教職員の健康を確保し、学内外への感染を最⼤限防⽌しながら、教育と研究を⾏い、地域社会に貢献していく所存です。
今年度の前期の授業の開始は、当初の予定を遅らせて5⽉4⽇といたしました。実施する授業においては、遠隔授業を組み合わせながら、3つの密(密閉・密集・密接)を避けるための⼗分な対策を施し、学⽣が安全な環境で学修できるよう努めてまいります。
学⽣は⾃宅に留まることを強く求められている中で⽇々を過ごしており、不安も⼤きいかと思います。⼼まで孤⽴することのないよう、学⽣には⼤学の主な施設を閉鎖せず利⽤できるようにします。もちろん、感染症予防を徹底しながらの利⽤です。また、⼀⼈暮らしの不安や困りごとなど、学⽣からの相談にも窓⼝を設けて学⽣を⽀援する体制をとっています。⼤学職員においても、3つの密を避ける措置を講じながら、感染の拡⼤抑⽌に努めています。
本学には、教育、保育、福祉の分野の仕事に就くことを希望する学⽣が多くいます。⼦どもたちの成⻑や⼈々の豊かな⼈⽣を⽀えることができる⼈材として地域社会で活躍することが強く期待されています。そうした社会の期待に応えるためにも、私たち教職員は、⼀丸となってこの危機を乗り越え、教育・研究に取り組みます。そして、社会における危機を⾃分の課題としてとらえ、適切に⾏動できる⼈間となるよう学⽣を育ててまいります。
東北⽂教⼤学は、感染症対策に万全を期して取り組むとともに、学⽣には、地域社会の構成員の⼀⼈であるという⾃覚を促し、地域社会と連携して対応していきたいと考えております。
令和2年4⽉16⽇
東北⽂教⼤学 学⻑ 須賀⼀好
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地域の皆様へのメッセージ