基礎演習IIBでフィールドワークを実施(2)
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2.比較文化系
山形市在住の外国人に聞き取り調査を行うことで、異文化理解を深めました。
【学生の感想】
・ローズさんに質問してみて、やはり日本人と外国人の感覚は違うということを実感しました。「豊かな生活」と聞いて私たちは真っ先に「お金」を連想しますが、ローズさんから「お金」という言葉が全く出てこなかったのに驚きました。なぜなのかをこれから考えていきたいです。またニュージーランドが多文化社会だからなのか、日本に来て文化面で困ったことはなかったようで、生まれ育った環境は大きく影響すると感じました。今回のインタビューを終え、ますます海外留学をしたいと思うようになりました。(総合文化学科1年 伊藤 萌)
・私のグループはシンガポール出身の女性にインタビューをしました。子育てをしている中で感じた日本の教育に対する疑問や子どもの国籍に対する考え方など大変貴重なお話しを伺うことができました。外国人の方々は日本のマナーの良さに感心すると共に、数えきれない程の決まりやルールを守ることに苦労されることがあるそうです。一つひとつの質問にとても丁寧に答えていただき、シンガポールについて理解を深めることができました。異文化というと、日本と違うところをイメージしてしまいますが、視野を広げることで似ているところや共通点を見つけていけたらいいなと思いました。(総合文化学科1年 阿部 唯奈)
3.地域社会系
西川町大井沢地区で、映画を活用した地域づくりについて学び関わることで、近年の地域づくりの特徴と課題について理解を深めました。
【学生の感想】
・大井沢の志田周子さんという方は、人生の全てを医療にささげてきた素晴らしい人だと改めて感じました。特にヒアリングの中で、深夜の往診が三晩続いたこともあったということや、深い雪の中を自転車やソリで患者さんの所へ向かったという話がとても印象に残りました。今回のフィールドワークを経験して、志田周子さんは、大井沢の人々にとってまさに救世主だったと知りました。(総合文化学科 1年 高木 智規)
・志田周子さんの詩が彫られている石碑や診療所だった建物などを実際に見てきて、大井沢の人たちに大切にされているのだなと思いました。ヒアリングでは、大井沢の冬の厳しさを改めて知りました。往診に行かなければならない中、3m以上の雪を越えていくのは想像を絶する大変なことだと思います。今回のフィールドワークで大井沢の方達の生の声を聞けて、貴重な体験ができてよかったです。(総合文化学科 1年 松田 優花)