基礎演習IIBでフィールドワークを実施(1:地域社会系)
総合文化学科「基礎演習IIB」のフィールドワークを10月30日(木)に実施しました。
基礎演習IIBは、地域社会系、比較文化系、歴史文化系の3系列に分かれ、西川町や山形市などでフィールドワークを行うことで、コミュニケーション力を養うとともに、地域の問題への理解を深めることを目的としています。
今回の記事では、地域社会系の内容を紹介します。(比較文化系はこちら、歴史文化系はこちらをご覧ください。)
●地域社会系の概要
地域社会系のクラスでは、大井沢の紹介をする冊子の制作に向けたヒアリングを行いました。この冊子は、平成22年度の基礎演習ⅡB地域社会系クラスで「大井沢をまるごと紹介する冊子を作ろう」というアイディアをうけて、昨年度の「大井沢地域づくりフォーラム」で制作が提案されたものです。今回は、大井沢で様々な魅力的な活動に取り組む14名の方々から、活動の特徴や大井沢の魅力についてお話頂くことができました。以下に、参加した学生の感想を記します。
●学生の感想
今回のフィールドワークでは、私たちは聴雪窯の土田健さん(午前中)、地域おこし協力隊の上野貴裕さん(午後)からお話をお伺いすることができました。土田さんのお話では、聴雪窯について「こだわりを持たないことがこだわり」とおっしゃっていたのが印象的でした。また、上野さんのお話からは、地域おこし協力隊の仕事に対する熱意をひしひしと感じとることができました。お二人とも、形は違えど、地域に貢献したいという気持ちを持ち、行動していることが伝わってくるインタビューでした。(総合文化学科1年 工藤麻友)
私たちは、午前は紙漉き職人の三浦一之さん、午後は地域おこし協力隊の佐取渚さんからお話をお伺いすることができました。まず、二人とも、他県から大井沢に移住されたということが印象的でした。そして、大井沢のことを故郷のようによく考えてらっしゃることが伝わってきました。お二人とも、自分の意思で行動し、大井沢にこられて各々の分野で活躍されており、自分自身もそのように行動できるような人間になりたいと感じました。(総合文化学科1年 今田成美)
私たちは午前に大井沢区長の佐藤耕二さん、午後にお菓子を作ってらっしゃるマーシャ工房の佐藤雅子さんからお話をお伺いしました。二人とも大井沢に住んでいることを誇りに思っていて、大井沢に対する想いが話し方や表情からひしひしと伝わってきました。また、マーシャ工房でごちそうになったケーキがとてもおいしく、これを授業での冊子制作を通じて、うまく紹介したいと感じました。(総合文化学科1年 佐藤桃子)
なお、学生が制作する冊子は来年3月の大井沢地域づくりフォーラムで完成品が披露され、その後、大井沢内の主要な施設にて配布される予定です。