東北文教大学付属幼稚園で「幼稚園教育実習Ⅰ」を行いました
6月19日(月)から29日(木)の期間、東北文教大学付属幼稚園で、子ども教育学科3年生が「幼稚園教育実習Ⅰ」を行いました。今回は初めての幼稚園実習ということで、多くの学生が緊張していました。年少(3歳児)クラス、年中(4歳児)クラス、年長(5歳児)クラスに入り、子どもたちとたくさん遊び、生活の流れや発達について学ぶことができました。付属幼稚園での実習は、6月、10月、翌年2月の3期間に分けて1年間行われます。四季の移り変わりを子どもたちと一緒に楽しみながら、子どもたちの成長する姿を学生が身近に感じられるプログラムになっています。
3日間の幼稚園教育実習では、年齢による発達の違いを学ばせていただきました。幼稚園が社会の場となる子どもたちにとって、「遊び」は欠かせない活動のひとつです。保育者としてあるべき姿、遊びや活動の立案、それらを子どもたちが気持ちよく行えるような環境構成、子どもたちに愛情を持ち、信頼して関わること、全てを間近で観察させていただきましたが、実践することは容易なことではありません。子どもたちが「この先生と一緒に遊びたい!」と思えるような言葉掛けや援助を行えるようにしていきたいです。大学の講義、演習や実習現場で学んだことを活かせるように日々、課題を探し、取り組んでいき、自分の保育者像、保育観を形成していけるよう努力していきます。(子ども教育学科3年三戸さん)
付属幼稚園第Ⅰ期の実習では、3日間それぞれ異なる年齢のクラスに入るので、目で見たり触れあったりしながら子どもたちの成長をとても感じることができました。写真は花火大会に向けてお店の品物を作っている5歳児の様子です。かき氷を作っていたのですが「こうしてみよう、ああしてみよう」と工夫しながら作っていました。共通の目的に向かって試行錯誤しながら、創意工夫を凝らしている子どもたちの姿がとても印象的でした。私もこのように子どもたちの興味や意欲を引き出せるように、これからも学んでいきたいと思います。(子ども教育学科3年原田さん)
実際に保育現場で子どもたちと関わってみると、教科書や授業では学んでいない事もたくさん体験しました。子どもの成長や発達には個人差があり、たとえば同じ年齢であっても行動は様々です。目の前にいる子どもの姿や言葉をしっかりと受けとめ、常に安全に気を配りながら、臨機応変に動いていかなければならないことを学びました。実習では大変なこともたくさんありましたが、子どもたちは皆かわいらしく、このような子どもたちの成長を一番近くで見ることができる保育者は、とてもやりがいのある仕事だなと改めて感じました。実習で学んだことを活かしながら、子どもたちの気持ちに寄り添い、何事も子どもたちと一緒に楽しめる保育者を目指して頑張っていきたいと思います。(子ども教育学科3年鈴木さん)