平成30年度 児童教育センター公開講座 第1回(小学校英語)が開催されました
児童教育研究センター公開講座に山口常夫教授(子ども教育学科)とSimon Reeves准教授(総合文化学科)を講師としてお招きし、「小学校教育における実践的な外国語活動と外国語」と題した講座を開催いたしました〔5月9日(水)15:00-16:30 於 東北文教大学8号館1階多目的ホール〕。
当日は雨模様の中、学内外から68名(学外62名、本学学生3名、本学教職員6名)の参加者に足をお運びいただきました。
山口教授による講話「新教材について」では、2020(平成32)年度から始まる小学校「外国語」教科化による変更点や新教材(『Let’s Try!』『We can!』)の解説を、教員自身の英語力も向上させながら外国語活動・教育をより楽しくしていくための具体的なコツを織り交ぜご紹介いただきました。 山口教授からは、「英語を聴く機会が少ない日本の子どもたちに、まずは沢山の本物の英語を聴かせてほしい」ということが強調され、それらの活動を支援するための動画教材(文部科学省HP内)やスマートフォンを使用して語彙を増やす日常的なコツなどが紹介されました。また、外国語教育に取り組む小学校教員の利点として「CLIL(Content and Language Integrated Learning=内容言語統合型学習)」という考え方をご紹介いただき、複数の教科を担当する小学校教員だからこそできる外国語活動・教育の可能性について理解が深まりました。
Simon准教授による「誰でもできるアクティビティー」では、英語に気軽に慣れ親しむことができる様々なゲームを参加者体験型でご紹介いただきました。手軽に実践できるゲームを学ぶことで、外国語活動がより身近に感じられるワークショップになりました。
当日は、Taboo〔ヒントを出しあいながら解答者に英単語を当てさせるゲーム〕、Pictionary〔書かれた絵を見て英単語を当てるゲーム〕、BangBang〔出題者の”How do you say~in English?”の掛け声に瞬時に反応して英単語を解答するゲーム〕などを体験を通してご紹介いただきました。インターネットでも気軽に探すことができるゲームということで、少しの工夫で外国語活動がより楽しめるものになるということを実感することができました。
閉会にあたり、共催の山形市小学校教育研究会外国語部会長・髙橋守先生からご挨拶をいただき、「これまでは外国語の教科化について不安も多かったが、山口先生の講話から移行期間のこの2年間は焦らず取り組むことが必要だということが改めて分かった。次回のアクティビティーも大変楽しみにしており、第2回目もよろしくお願いしたい。」とのお言葉を頂きました。
参加者からは、「理論もアクティビティーについても知ることができて充実していました。ありがとうございました。」「教師自身が、英語を学ぶ姿勢が大切だと感じた。このような機会は、大変ありがたいです。また、参加したい。」「外国語活動の楽しさを子どもたちが味わえるように、今回の研修の内容を活かしていきたい。」といった声をいただきました。
次回の会へのご要望も多数お寄せいただきましたので、頂いた声を活かし、参加者の皆様にとって有益な学びの機会となるよう準備を進めてまいりたいと思います。
次回は、6月20日(水)に開催いたします。どうぞ奮ってご応募ください(〆切:6/15)。
■次回のご案内
日時:2018年6月20日(水)14:30~16:30(受付14:00~)
場所:東北文教大学 8号館1階 多目的ホール
内容:◎ワークショップ:外国語活動と外国語の実践
①効果的なティーム・ティーチング
②デジタル教材の活用法
③レッスンプランニング
講師:Simon Reeves准教授、山口常夫教授
★参加申込 〆切 6月15日(金)
①氏名 ②所属 ③電話番号 ④メールアドレス の4点を
kyoshoku@t-bunkyo.ac.jp(※@は小文字) までお送りください。
■問い合わせ先
東北文教大学 児童教育研究センター(教職実践センター内)
Tel:023-688-6852 Fax:023-687-0230
E-mail:kyoshoku@t-bunkyo.ac.jp(※@は小文字)