留学体験談 石川楓さん【韓国】
子ども教育学科 2018年3月卒業
石川 楓さん
留学先:ソウル女子大学
期間:2017年3月~2018年2月
本校で初の交換留学生ということもあり前例がない中、留学への期待感が膨らむ反面、不安もありました。ですが、私は大学1年生の時にも3週間の韓国研修プログラムに参加したことがあり、その際に友人になった別大学のお姉さんがソウル女子大学に留学経験があるので、経験談を聞き、情報などを得ることが出来ました。私は中学生の頃から韓国へ興味を持ち始め、大学生活で留学生たちと交流する中でもっと韓国語を学びたいという気持ちがますます強くなり、今回私の夢であった韓国留学を叶えることができました。
留学中の住まいは、大学の敷地内にある寮に2人1部屋で使います。留学初日は夜に寮に到着したことや寮にまだ入居者がほぼ来ていないということもあり大丈夫かなと少し不安にもなりましたが、そんな気持ちも二日目の寮に関する説明会で出会った他大学生で、私のように一人で留学に来ていた日本人の友人たちと出会い一瞬で無くなりました。数日後に私の韓国人ルームメイトが寮に入居し、ルームメイトともすぐに意気投合し仲良くなれました。
学校生活では、韓国語のレベルテストを行った後に韓国語のレベル別にクラス分けがされ、午前に自分で選択した大学の授業、午後に韓国語のレベル別授業を受け、友人たちと食事をして一日が終了するといった生活を送っていました。授業内容としては教科書と副教材を使って単語や文法はもちろん文章から韓国文化や歴史、昔話なども学ぶことが出来ました。語学を学ぶ上で大切な「話す・聞く・読む・書く」をバランスよく身に着けることが出来る授業でした。
前期のクラスには、日本をはじめ中国、ロシア、ベトナムから留学に来たクラスメートもいました。私たちのコミュニケーションをとる際の共通語は、もちろん韓国語です。様々な国から集まった仲間がそれぞれの言語がある中、韓国で出会い、韓国語で互いを理解し合い仲を深めていくことの楽しさや素晴らしさを感じた際のことを今でも忘れられません。また休日は、友人たちと映画やショッピング、Liveにカフェ巡り、観光地巡りもして楽しく充実した日々を過ごしていました。夏休みの期間中にも韓国語が学べる語学堂プログラムがあり私も参加しました。クラスの仲間も変わり、新しい仲間と前期よりもまたワンランク上のレベルの韓国語を学ぶことが出来ました。更に文化体験や体育会もありました。
後期も新たに大学の授業を選択し、韓国語の授業も新しい仲間と課題が多い中、チーム発表に向けて何度も相談し合い、準備したこともありました。旧正月の際には、春川にあるドラマ「冬のソナタ」でも有名な南怡島や全州に旅行しに行きました。また土日を利用して、スキーをしに行ったり、ルームメイトとドラマ「鬼」でも有名な江陵まで日帰り旅行に行ったりと、とても充実した留学生活を過ごしました。またもう一つの目的だった、韓国幼稚園への見学もさせて頂くことができ、環境設定や指導面など日本との教育の違いも学んで来ることが出来ました。
留学は、私の人生の中で世界各地のたくさんの仲間や先生方と出会え、多くの学びと思い出を作ることが出来たかけがえのないものになりました。今回の経験を通して、夢や希望を諦めないこと、利益や不利益だけを考えず他人や周りに合わせたり流されたりするのではなく自分の気持ちに正直に生きるということの大切さと大変さと素晴らしさを改めて痛感しました。本当に私は周りの人たちに恵まれ支えられとても幸せな時間を過ごすことが出来ました。