このコンテストは、東北学院大学震災と復興プロジェクト×有限会社西谷様が主催し、カゴメ株式会社様との共催で「野菜一日これ一本」を使用し非常食アレンジレシピを作成する、という企画です。
本学科を含め、全国から６大学３高校が参加し、７７レシピの応募がありました。

その中から「おいしい」「誰でも簡単に作れる」「災害時に心が晴れやかになるような工夫がされている」「非常時だけでなく普段の食事としても美味しく食べることができる」という審査基準のもと、厳正なる審査の結果、本学科を含め１４レシピが本選（試食＆プレゼン審査）に進み、９月１８日にオンラインＺＯＯＭにて本選に出場しました。
会場は宮城県多賀城市イオン多賀城内無印良品で開催されました。

結果は入賞とはなりませんでしたが、介護福祉士としての災害時の役割や食事の工夫など、発表を通して伝えることができたのではないかと思います。

現代福祉学科２年生５名が、この企画に参加し腕を振るってくれました。

＊レシピのポイント＊
このレシピは、高齢者の方が、おいしく、食べやすく、栄養摂取できることを目指し、和食膳として３品を考えました。

【鯖の田楽みそ煮】
高野豆腐を、柔らかくなるまでしっかりと水で戻してから、弱火で煮込み、飲み込み易いようにしました。また鯖は、最後につゆとあわせることで食べやすい形状を残しました。味付けは、田楽みそを使用し手軽にできる甘味のあるみそ味にしました。

【野菜ジュース酢飯の漬物のり巻き】
野菜ジュースの栄養と、すしのこ、漬物を合わせることで、おいしく主食を食べられるようにしました。漬物をきざむことで、歯ざわりも良く安全に食べやすい形状にしました。

【かんたんトロメイクデザート】
高齢者の方が飲み物を飲む際に、むせりを予防するとろみ調整食品を使って、あんこと食べるデザートにし、彩りよく仕上げました。野菜ジュースの酸味とあんこの甘さ、緑茶の苦みとあんこの甘さ、という２つの味を組み合わせて、それぞれの味を楽しめるようにしました。

(文責：現代福祉学科）

※写真掲載許諾済