学部・学科紹介

永盛善博

所属 東北文教大学 人間科学部 人間関係学科
氏名 永盛 善博 NAGAMORI Yoshihiro
職名 准教授
学歴
平成15年3月 早稲田大学教育学部 卒業
平成17年3月 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程 修了
平成25年3月 早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程 単位取得退学
職歴
平成20年4月~22年3月: 早稲田大学教育学部 助手
平成22年4月~28年3月: 東北文教大学短期大学部 講師
平成28年4月~29年3月: 東北文教大学短期大学部 准教授
平成29年4月~: 東北文教大学 准教授
学位 心理学士、修士(教育学)
専門分野 発達心理学、教育心理学
研究課題 幼児期・児童期の世界観についての研究
主な授業科目 家庭支援の心理学、子育て支援、幼児と人間関係
教育・研究に関する主な業績
【著書】
永盛善博2015. 第4章 認知心理学. 東北文教大学心理学研究会(編). 心理学のエッセンス(pp.73-92). 日本評論社.
永盛善博2015. 第6章 発達心理学. 東北文教大学心理学研究会(編). 心理学のエッセンス(pp.113-138). 日本評論社.
川越ゆり・今泉岳雄・永盛善博 今泉岳雄・川越ゆり・永盛善博. 2015. 人が「物語る」ことの意義と効用に関する研究(第3章 物語活動の概要、および物語の全体的傾向, pp.27-39; 巻末資料, pp67-71を担当).東北文教大学教育開発研究センター.
永盛善博 2012. 発達の理論と子どもの心を結ぶ保育(第2章第1節, pp.23-26), アニミズムの世界から現実の世界へ(第7章第2節, pp.117-120). 大橋喜美子(編著). 理論と子どもの心を結ぶ保育の心理学. 保育出版社.
永盛善博 2011. 3歳以上児の発達と遊び. 片桐道子・佐東治・曽根章友(編著). 実習テキスト 保育者への歩み(第4節第1節, pp.15~17). 東北文教大学実習内容研究センター.
【論文】
永盛善博 2015. 幼児・児童における空気概念の発達・学習に関する概観その2―学習指導要領の変遷と学習内容の順序―. 東北文教大学・東北文教大学短期大学部紀要, 5, 103-118.
永盛善博 2014. 保育の「子ども」と発達心理学の「子ども」をつなぐ―子育て絵日記『うちの3姉妹』を用いて―. 東北文教大学・東北文教大学短期大学部教育実践研究, 5, 23-36.
永盛善博 2014. 幼児・児童における空気概念の発達・学習に関する概観その1―認知発達研究の概観―. 東北文教大学・東北文教大学短期大学部紀要, 4, 83-97.
永盛善博 2013. 保育者養成課程科目「発達心理学」への子育てマンガの導入―松本ぷりっつ『うちの3姉妹』から子どもの発達を学ぶ―. 東北文教大学・東北文教大学短期大学部教育研究, 4, 53-68.
永盛善博 2013. 教育の質保証に向けた3つの方針等の見直し その1―学科の目的と教育目標および3つの方針に関する整合性と一貫性の検討―. 東北文教大学・東北文教大学短期大学部教育研究, 4, 85-104.
永盛善博 2013. 教育の質保証に向けた3つの方針等の見直し その2―カリキュラムの可視化に関するこれまでの取り組み―. 東北文教大学・東北文教大学短期大学部教育研究, 4, 105-114.
永盛善博 2013. 教育の質保証に向けた3つの方針等の見直し その3―カリキュラム・マップによるディプロマ・ポリシーと科目の到達目標との整合性の検証―. 東北文教大学・東北文教大学短期大学部教育研究, 4, 115-123.
永盛善博 2013. 保育内容(健康・人間関係・環境・表現)を総合化した科目での学び―多角的・総合的視野をもって子どもを援助できる保育者の養成に向けて―. 東北文教大学・東北文教大学短期大学部教育研究, 4, 69-84. 永盛善博. 2013. 講義へのiPadの導入法. 東北文教大学・東北文教大学短期大学部教育実践研究, 4, 9-20.
永盛善博 2013. 保育者志望の高校生における保育職の理解状況. 東北文教大学・東北文教大学短期大学部紀要, 3, 53-65.永盛善博. 2012. 物理現象の因果的説明の発達に見る幼児期の認知の独自性. 心理科学, 33, 35-46.
松田浩平・加藤大鶴・永盛善博 2012. 短期大学学生に於ける進学動機と職業志向性に関する一研究. 東北文教大学・東北文教大学短期大学部紀要, 2, 149-160.
Nagamori. Y 2011. Children’s precausality and animism revisited. Proceedings of 2nd International Conference on Behavioral, Cognitive and Psychological Sciences, 2, 56-61.
永盛善博 2010. 子どもが生み出す科学概念: 物体の落下現象の説明と重力概念. 理科教室, 53, 94-95.
永盛善博 2010. D.Kelemenの目的論的説明の発達研究の射程. 早稲田大学教育学会紀要, 11, 98-105.
永盛善博 2010. 乳児研究を発達の中に位置づけることの意義: Baillargeonの認知発達に焦点を当てて. 早稲田大学教育学部(教育心理学編), 58, 41-50.
永盛善博 2009. 発達研究における「発達の連続・不連続」的視点の有用性・生産性の提言:物理的因果性の認知発達を中心に. 早稲田大学教育学研究科紀要別冊, 17(2), 247-254.
永盛善博 2009. Piagetのアニミズムに対する批判の検討. 早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊, 17(1), 113-122.
永盛善博 2009. 素朴生物学に関するR.Gelmanの主張の批判的検討. 早稲田大学教育学会紀要, 10, 124-131.
永盛善博 2008. アニミズム研究と素朴生物学研究の統合的解釈のための先行研究の概観. 早稲田大学教育学部学術研究(教育心理学編), 57, 43-57.
永盛善博 2008.同一確率の異なる現象に対する因果的学習.早稲田大学教育学会紀要, 9, 123-130.
永盛善博 2008.Piagetの物理的因果性研究とその批判的研究: 論争点と今後の課題. 早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊,15(2), 59-69.
永盛善博 2007. 魔術的因果性の発達研究の概観と今後の課題. 早稲田大学教育学会紀要, 8, 152-159.
永盛善博 2007. 物理的因果性の発達的研究に関する一考察. 早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊, 14(2), 165-175.
永盛善博 2007. 流体の抵抗に関する子どもの認知の発達的研究. 早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊, 14(1), 175-182.
永盛善博 2006. 因果推論の発達: メカニズムと原理が対立する事象における子どもの予測と説明. 早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊, 13(2), 181-191.
永盛善博 2006. 物理的因果推論の発達に関する一考察:理論的変遷を中心に.早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊, 13(1), 271-279.
永盛善博 2006. 子どもは空気をどのように認知しているか. 早稲田大学教育学会紀要, 7, 81-88.
永盛善博 2005. 因果的認知の発達的研究:ドミノを用いて. 早稲田大学教育学会紀要, 6, 17-23.
【学会発表】
永盛善博 2013. 「有能な乳児」の姿はどこまで認知されているのか(2): 保育者志望の高校生,およびその保護者の場合. 日本教育心理学会第55回大会論文集, 575.
永盛善博 2013. 「有能な乳児」の姿はどこまで認知されているのか: 保育者養成校学生の場合. 日本発達心理学会第24回大会論文集, 239.
永盛善博 2012. 幼児期における因果的認識の発達過程: 因果性の発達研究における因果性と法則性の区別に関する試論(6). 日本心理学会第75回大会論文集, 983.
永盛善博 2012. Piagetのアニミズムの再検討: 質問の意味理解,遊びモードでの回答, 感的アニミズムとの関係に焦点を当てて. 日本発達心理学会第23回大会, 529.
永盛善博 2011. 気圧現象に対する子どもの理解の発達: 気圧差によって生じる吸盤の貼り付き現象を題材に. 日本教育心理学会第53回大会論文集, 57.
永盛善博 2011. 因果的認識の発達に関する最近の研究とPiagetの研究との関係: 因果性の発達研究における因果性と法則性の区別に関する試論(5). 日本心理学会第75回大会論文集, 1104.
永盛善博 2011. 物理現象に対する子どもの因果的説明と知識の発達的関係: 空気による物の移動と空気の遍在性の場合. 日本発達心理学会第22回大会, 492.
永盛善博 2011. 具体から抽象へ,「今ここ」から可能性へ: Piagetの発達理論から小学校高学年以降の学習の難しさについて考える. 指定討論者. 日本発達心理学会第22回大会論文集, 75.
Nagamori. Y 2010. The unobservablity hypothesis in physical causal cognition from human developmental perspective. Proceedings of 15th Biennial meeting for International Society for Comparative Psychology, 48.
永盛善博 2010. 因果性の発達研究における確率論的因果性と法則性: 因果性の発達研究における因果性と法則性の区別に関する試案(4). 日本心理学会第74回大会論文集, 1059.
永盛善博 2010. 浮沈子に対する因果的説明に見る子どもの浮力概念の発達. 日本教育心理学会第52回大会論文集, 499.
永盛善博 2010. 教職課程で発達心理学を学ぶのはなぜか? 企画責任者. 日本教育心理学会第52回論文集.
永盛善博 2010. 言葉の魔術的因果的作用に対する信念の発達:浮沈子現象と物に対する言葉がけを用いて.日本発達心理学会第21回大会論文集, 319.
永盛善博 2010. Piagetの認知発達理論から子どもの学習のつまずきを考える. 企画責任者,話題提供者. 日本発達心理学会第21回大会論文集, 75.
永盛善博 2010. 魔法と科学の世界を生きる子どもたち(2). 話題提供者. 日本発達心理学会第21回大会論文集, 83.
永盛善博 2009. 因果性と法則性の区別のための観察不能性概念の洗練: 因果性の発達研究における因果性と法則性の区別に関する試案(3). 日本心理学会第73回大会論文集, 1070.
永盛善博 2009. 日本発達心理学会認知発達理論分科会第30回例会報告. Racine, T.P.,& Carpendale,J.I.M. (2007). The Embodiment of mental states (pp.159-190). In W. F. Overton, U. Muller, & J. L. Newman(Eds,). Developmental Perspectives on Embodiment and Consciousness. Lawrence Erlbaum Assoc. Inc.
Nagamori, Y 2009. Children’s causal explanation about physical phenomenon and knowledge.10th APRU Doctoral Students Conference.
永盛善博 2009. Children’s causal explanation about physical phenomenon and knowledge.10th APRU Doctoral Students Conference.
永盛善博 2009. 物理現象の因果的説明の発達に対する知覚経験の影響: 空気抵抗現象における風の知覚の経験. 日本発達心理学会第20回大会論文集, 612.
永盛善博 2009. Piagetの認知発達理論を読み解く. 企画責任者, 話題提供者. 日本発達心理学会第20回大会論文集, 76.
永盛善博 2008. 日本発達心理学会認知発達理論分科会第25回例会報告.Jodie. M. Plumert, Alycia. A. Hund, & Kar. M. Recker (2007). Oranaism-environment interaction in spatial development: Explainin categorical bias in memory for location(p.25~p.52) In J.M. Plumert, & J.P. Spencer (Eds,). The Emerging Spatial Mind. Oxford University Press.
Nagamori, Y 2008. The developmental relation between causal explanation mode in physical phenomena and the physical knowledge.38th Annual Meeting of the Jean Piaget Society. 53.
Nagamori, Y 2008. The development of causal explanation mode about physical phenomenon caused by unobservable intermediate. XXIX International Congress of Psychology. 342.
永盛善博 2008. 空気抵抗現象における因果的説明様式の発達. 日本発達心理学会第19回大会, 279.
永盛善博 2008. 子どもが「本当に」できることは何なのか? Piagetの「操作」から子どもの有能性を探る. 企画責任者. 日本発達心理学会第19回大会, 193.
永盛善博 2008. 魔法と科学の世界を生きる子どもたち.話題提供者.日本発達心理学会第19回大会, 201.
永盛善博 2007. 因果性の発達研究における因果性と法則性の区別に関する試案. 日本心理学会第71回大会発表論文集, 1032. (査読なし)
永盛善博 2007. 物理現象の原因への人為の介入が子どもの因果的説明に与える影響. 日本教育心理学会第49回大会論文集, 123.
永盛善博 2007. 風を媒介項とする運動伝達現象に対する因果的説明の発達的変化. 日本発達心理学会大会第18回論文集, 628.
永盛善博 2006. 子どもは空気と風をどのようなものとして認知しているか.日本教育心理学会大会第48回論文集, 291.
永盛善博 2006. 因果推論の発達―物理的対象の特徴認知の発達―. 日本発達心理学会大会第17回論文集, 227.
永盛善博 2005. 日本発達心理学会認知発達理論分科会第17回例会報告. Gigerenzer, G. (2000). Reasoning the fast and frugal way. In Adaptive Thinking: Rationality in the Real World (pp.166-198). (Oxford University Press).
永盛善博 2005. 「ドミノ倒し」事象の発生メカニズムの理解と因果推論の発達.日本教育心理学会大会第47回論文集, 53.

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学会活動
【所属学会】
日本心理学会(平成19年~現在)
日本教育心理学会(平成17年~現在)
日本発達心理学会(平成17年~現在)
社会貢献
【審議会委員等】
なし
【講演等】
平成22年度教員免許状更新講習講師「発達と学習の関係をあらためて考える」(社団法人山形県私立幼稚園協会主催, 2011年1月)
平成23年度教員免許状更新講習講師「子どもの生活の変化を踏まえた課題」「子どもの発達と脳科学・心理学」(社団法人山形県私立幼稚園協会主催, 2011年8月)
平成24年度教員免許状更新講習講師「子どもの生活の変化を踏まえた課題」「子どもの発達と脳科学・心理学」(社団法人山形県私立幼稚園協会主催, 2012年8月)
平成25年度教員免許状更新講習講師「子どもの発達と脳科学・心理学」(社団法人山形県私立幼稚園協会主催, 2013年11月)
平成25年度教員免許状更新講習講師「子どもの発達と脳科学・心理学」(東北文教大学・東北文教大学短期大学部主催, 2014年1月)
平成26年度教員免許状更新講習講師「子どもの発達と脳科学・心理学」(東北文教大学・東北文教大学短期大学部主催, 2014年6月)
平成26年度教員免許状更新講習講師「子どもの発達と脳科学・心理学」(社団法人山形県私立幼稚園協会主催, 2014年8月)
山形県民間立保育園協議会置賜ブロック研修会講師「子どもの育ちと,その育ちを支える保育」(山形県民間立保育園協議会置賜ブロック主催, 2014年10月)
幼稚園教諭免許状特例措置講習講師「幼児理解の理論と方法」(東北文教大学・東北文教大学短期大学部主催, 2014年11月)
村山市保育補助者養成セミナー講師「保育の心理学」(山形県村山市主催, 2014年11月)
山形市家庭的保育者・補助者基礎研修講師「乳幼児の心理と発達」(NPO法人 やまがた育児サークルランド 子育てランドあ~べ主催, 2015年3月)
【啓蒙活動】
山形新聞 「教えて!先生」(平成24年8月)
受験生へのメッセージ 勉強でも、部活動でも、それ以外のことでも、適切な方法で頑張れば頑張った分、返ってくるものも大きくなります。どうすればうまくいくのか考えて、やってみて,振り返って、またやってみる。そうする中で、いつの間にか力がついています。「成長したい」という思いを大切にしてください。
出張講義や講演等に応えられる内容 専門が発達心理学ですので,子どもの発達についてお話できます。特に,乳幼児期の認知発達,知的発達であれば,より詳しくお話できます。
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