子ども学科が「子どもフォーラム」を開催しました【2024年2月9日】
2024年2月9日(金)に子ども学科の学科行事である「子どもフォーラム」を開催しました。
「子どもフォーラム」は、子ども学科の学生がこれまでの学修の成果を発表する場として設定しており、この日は2年生による卒業研究発表を行いました。令和5年度の子どもフォーラムは、「①学生間の学びの共有」「②地域・社会への貢献」「③富澤学園間の連携」「④教員の資質向上」以上の4つを目的として、新型コロナウィルス感染拡大後では初となる一般観覧者をお招きして実施しました。
午前の部は保育環境ゼミによる口頭発表を、午後の部では舞台発表ゼミによる創作オペレッタを発表行い、どれもこれまでの学修の成果が反映されたものとなっていました。プログラムの最後には、卒業研究全件の中から教員の審査によって選出される「優秀論文」の紹介と、奥山優佳学科長からの講評があり、盛会のうちに終了しました。
また、学生のこれまでの学びの様子を展示する「2年間の学びコーナー」と、今年度初の試みとなる学科教員の研究を紹介するブースを設置し、子ども学科の教育・研究を多くの方々にご覧いただきました。
以下は、学生からのコメントと、当日の様子です。
2年生 有路 千乃(山形県立天童高等学校出身)
私は卒業研究、子どもフォーラムを通して学びに貪欲になることが大切だと感じました。私の論文では、私の家族がテーマの動機、対象でありましたが、それだけではなく、その他の家庭の状況を知るためにサロンへのインタビューや文献を沢山読むことで、多方面からの視点で問題を見つめ、追求することを心がけました。よって、自分の中で納得できる形の論文を書き上げることが出来たと思います。また、子どもフォーラムでは、他学生の発表や論文を見て、世の中には疑問や問題が沢山あり、それに対し自分はどう解決していくのか、向き合っていくのかが大切だと思いました。4月からは保育士になります。常に物事にアンテナを貼って、学び続けていきたいです。
2年生 飯沢 日向(山形県立上山明新館高等学校出身)
卒業研究を通して、授業や実習ではなかなか得られない貴重な体験をさせて頂きました。私は、付属幼稚園の劇遊びの観察、保育者の方にアンケートとインタビューを行いました。特に、保育者の方には多くの項目のアンケートとインタビューの回答を丁寧にして頂き、観察から行う保育者の援助の考察がより深いものになったと感じています。本研究は、実習や授業では大きく視点に置かなかった「行事」に注目して研究を行い、改めて主体的保育を考える機会となりました。本研究は、協力して下さった多くの方の存在がとても大きかったです。このような充実した環境で研究させていただき、ありがとうございました。
2年生 庄司 小夕里(山形県立酒田西高等学校出身)
私は、幼少期から親しんできた昔話について研究を行いました。昔話の語り口の特徴や2つの昔話を分析した結果から、子どもと昔話の相性の良さを見つけ出す事が出来ました。優秀論文に選ばれたと聞いた時は大変驚きましたが、とても嬉しい気持ちでいっぱいでした。お忙しい中手厚い指導をしてくださった川越先生、そして、切磋琢磨して頑張れるゼミの仲間がいたからこその結果だと思っています。本当にありがとうございました。今回の研究で得た学びを今後に活かしていきます。
2年生 森谷 瑞穂(山形県立南陽高等学校出身)
本番までの一週間で、観客の皆様に楽しんで頂けるよう充実した稽古を行ってきました。ぶつかり合うこともありましたが、オペレッタゼミの学生全員で意見を交流し合いながら、良い作品が出来上がるように本番ギリギリまで考えて作品を作り上げました。本番では、各ゼミごとに最大限の力を発揮することができ、観客の皆様から「楽しかった!」「良かった!」という声も聞くことができ嬉しかったです。本番が終わると、楽しかったという気持ちと達成感で気持ちがいっぱいになりました。この作品を見て、観客の皆様に何かを感じてもらえたら嬉しいです。最後まで支えてくださった先生方、施設や環境を整えてくださった方々、共に良い作品を作り上げてきたオペレッタゼミの仲間に、心から感謝いたします。ありがとうございました。
詳細につきましては下記をご覧ください。これまでの子どもフォーラムの様子もご覧いただけます。
2023年度子どもフォーラムのご案内
なお、当日の様子は、東北文教大学の公式インスタアカウントにも掲載されております。
ぜひご覧ください!
※子ども学科ではinstagramを開設しておりますので、こちらからも情報をご覧いただけます。
⇒ 子ども学科instagram
(文責:子ども学科 写真掲載許諾済)