教育力・保育力を身につける学び
都市部大規模校観察実習
関東方面への教員採用試験受験をふまえ、2年生を対象に東京の小学校へ1泊2日の日程で観察実習を行っています。大規模校ならではの学校経営や教育課程の編成、学習指導の工夫などを学び、教員になるための知見を広げる実習となっています。
へき地・小規模校観察実習
3年生を対象に山形県のへき地教育振興法に規定されている小学校へ観察実習を行っています。教員が指導している学年と自習している学年が同時に存在する複式学級の様子を観察したり、一緒に給食を食べたりし、へき地・小規模校ならではの学校経営の特色を学ぶことができます。
小学校教育実習
実習期間は8月下旬〜9月下旬までの4週間で、近隣の小学校や母校で実習を行います。実習期間中は、なかなか学習指導が計画どおりに進まない授業や子どもの反応の難しさを実感したり、子どもの示す素直な反応や成長に感動したりと、これまでの大学での学習の成果を発揮するとともに、授業では学ぶことのできない多くのことを体験できる貴重な機会です。
幼稚園教育実習
幼稚園教諭一種免許状の取得をめざす学生を対象に幼稚園で実習を行い、自己紹介、手遊び、素話、ピアノの弾き歌いについて立案実践を行います。
保育実習
保育士資格取得をめざす学生を対象とし、保育所や社会福祉施設で実習を行います。保育士が乳幼児・利用者に関わる姿から保育士の役割や職務内容を学ぶとともに、保育実践をとおして子どもへの理解を深めます。
スクールサポーター(教育ボランティア)制度
1年次から授業の空き時間や長期休暇を利用して近隣の小学校や母校へ行き、ボランティア活動を行うことができる体制をとっています。
配属された通常学級、特別支援学級において個別に応じた学習指導支援を行い、小学校の業務をはじめ、指導の仕方など体験的に学ぶ機会となっています。学生は小学校や地域社会でさまざまな人との関わりをとおし、学外においても先生力を培うことができるほか、「小学校教育臨床体験」として科目の単位も認定しています。
卒業研究
子ども教育学科では、4年間の学びの集大成として、すべての学生が卒業研究に取り組みます。実習などで感じた疑問・課題からテーマを自由に設定します。発表の場には、学科の教員はもちろん、2・3年生の後輩や高校生の参加もあり、各発表の後には活発な質疑が交わされます。
卒業研究タイトル例
- 幼児の発語・発話の特徴 ―室外遊びと室内遊びの比較から―
- 幼児の発達に合わせたボイスアンサンブルの作曲
- 小学校高学年児童の学級における居場所感に関する研究
- 子どもたちのキャリア発達を促す係活動とその工夫
- 理科と生活科のゆるやかな接続 ―「氷」を活用した教材開発―