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心理検査法
開講年次:3年次
卒業:選択 認定心理:必修
開講時期:前期 授業形態:講義 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
花 屋 道 子
■ 科目のねらい
この科目は,子どもの理解から人間の理解へと学習の視野を広げ,乳幼児期から児童期までの連続した子どもの育ちを理解するために設置した科目である。
児童生徒理解,幼児理解の手段として,心理検査が用いるにあたり,専門家として留意すべき基本的事項について理解を深める。
■ 授業の概要
児童生徒理解,幼児理解の手段として,心理検査が用いられることがあるが,心理検査結果の誤用の危険性を排除し,適正に活用するためには,検査の成り立ちやその特性,及びその限界について十分理解しておくことが重要である。
この授業では,どのような心理検査があるか,どのような目的のためにどのように使用するかを紹介する。
■ 達成目標・到達目標
①目的によってどのような心理検査法があるかを述べることができる。
②よく使用される知能検査,性格検査の検査結果のスコアやプロフィールの意味が理解できる。
③投影法とはどのような検査方法なのかを解説できる。
■ 単位認定の要件
①と③について十分に解説でき,②について60%以上理解していること。
■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物:70% 授業内試験:30%
■ 授業計画
■ 時間外学修
前回授業のノートや資料を熟読して理解を確実にした上で授業に臨むこと(目安時間:各回約2時間)。授業後は、授業のノートや資料を熟読して学習した内容を十分に理解し、授業内で提示する課題レポートに備えておくこと(目安時間:各回約2時間)。
■ 課題に対するフィードバック
提出された課題についてその後の授業時間の中で取り上げ,さらに学習内容の理解を深めるための素材とする。
■ 使用テキスト・教材
必要に応じて授業の中で資料を配布するほか,参考図書を紹介する。
■ 参考文献等
願興寺礼子・吉住隆弘(編)『心理学基礎演習 vol.5 心理検査の実施の初歩』(ナカニシヤ出版)2011.山中康裕・山下一夫(編)『子どもの心にアプローチする 臨床心理テスト入門[2版]』(東山書房)2002.松原達哉(編著)『第4
版 心理テスト法入門 基礎知識と技法習得のために』(日本文化科学社)2002.
■ 備考
心理検査が他者理解の有効な手段となりうる一方で,心理検査ですべてが理解できるわけではなく,また,誤用によって有害に働く危険性があることにも十分に留意すること。
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