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2020年度 シラバス 人間科学部 子ども教育学科
幼児と身体表現
開講年次：1年次
卒業：選択 保育士：必修 幼稚園教：必修
開講時期：後期 授業形態：演習 授業回数：15 回 時間数：30 時間 単位：1 単位
鈴 木 純
■ 科目のねらい
この科目は、子どもの理解と、それを教育・保育の実践に活かす判断力や応用力を身につけるために設置されており、保育・教育に関する基本的な知識と技術の習得をねらいとする。
■ 授業の概要
映像資料などから幼児の表現について理解したり、様々な表現教材に触れたりしながら、理論と実践を合わせて学んでいく。また、グループで協同的、探求的に学ぶ機会を多く設定し、実体験をもとに分析しながら、幼児の表現についての理解を深めていく。
■ 達成目標・到達目標
１）幼児の遊びや生活における領域「表現」について説明できる
２）様々な体験を通して感性を豊かにし、感じたことや考えたことを身体と言葉を用いて表現できる
３）他者の思いや考えを受容・共感し、協力してより良いアイディアを生み出すことができる
■ 単位認定の要件
授業内試験、授業内提出物、授業内活動において、合計60％以上達成すること
■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物：30％ 授業内試験：40％ 授業内活動：30％
■ 授業計画
- 第1回 ガイダンス／幼児の発達と表現（１）
- 授業の概要を把握すると共に、映像資料を通して、幼児の表現の特徴を知る
- 第2回 幼児の発達と表現（２）
- 幼児が表現する姿と発達との関係について学ぶ
- 第3回 表現リズム遊び（１）
- 手遊び指遊びにおける基礎知識・技能を実践的に学ぶ
- 第4回 表現リズム遊び（２）
- わらべ歌遊びにおける基礎知識・技能を実践的に学ぶ
- 第5回 表現リズム遊び（３）
- 手遊び指遊びやわらべ歌遊びから表現遊びへ発展させる
- 第6回 幼児の感性と表現（１）
- 自然のものを諸感覚で感じる体験を通して、自然環境への興味関心を高め、感性を豊かにする
- 第7回 幼児の感性と表現（２）
- 心動かされた体験からイメージを広げ、言葉や音、動きで表現する活動を通して、幼児の表現を理解する
- 第8回 幼児の感性と表現（３）
- 自然のものと出会い、表現した実体験をグループで分析する活動を通して、表現を生成する過程について理解する
- 第9回 身近な素材を使った表現（１）
- 身近なものを用いて表現する活動を通して、素材から広がる表現の可能性に気付く
- 第10回 身近な素材を使った表現（２）
- 身近なものを用いた表現遊びをグループで創作する活動を通して、遊びを創作する基礎力を育む
- 第11回 身近な素材を使った表現（３）
- 身近なものを用いた表現遊びを展開する活動を通して、遊びを展開する基礎力を育む
- 第12回 表現遊びの創作（１）
- 絵本からイメージを広げて表現する活動を通して、イメージと動きの関係性について理解する
- 第13回 表現遊びの創作（２）
- 仲間と協力して表現遊びを創作する活動を通して、創作の基礎力を育む
- 第14回 表現遊びの創作（３）
- 表現遊びの発表・鑑賞を通して、他者の表現を受容・共感しながら、自身の表現力を高める
- 第15回 まとめ・実技試験
- 授業の振り返りを通して、幼児の身体表現を窓口に領域「表現」について理解を深める 授業内試験課題
■ 時間外学修
テキストや参考文献の領域「表現」にまつわる箇所を授業での実践や子どもの姿と照らし合わせて熟読し、ノートにまとめるなどして理解を深めること。（目安時間：各回1時間）
■ 課題に対するフィードバック
授業内課題については後の授業にて振り返り、解説を行う。
■ 使用テキスト・教材
「幼児教育の探求」東北文教大学・東北文教大学短期大学部
「幼稚園教育要領解説」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説」「保育所保育指針解説」全てフレーベル館
■ 参考文献等
「演習 保育内容 表現」建帛社
「事例で学ぶ保育内容表現」萌文書林
■ 備考
実技の際は、安全性を考えて、動きやすい身なり・服装で参加して下さい（靴：実習靴）
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