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2022年度 シラバス 人間科学部 人間関係学科
関係構築の心理
開講年次：1年次
卒業：選択
開講時期：後期 授業形態：演習 授業回数：15 回 時間数：30 時間 単位：1 単位
永盛善博、花屋道子、沼山博
■ 科目のねらい
専門教育科目の「専門基盤科目」として配置されている本科目は、人間関係の重要要素である〔関係の構築・調整〕をテーマに、「中心科目」を多様な視点から補強し、内実化を図ることを目的とする。（DPに対応する中項目：③④＋⑤）
■ 授業の概要
人間関係の構築や調整に対して、具体的に構想・具体化できるようになるための基盤として、現代社会に多くみられる葛藤を生まないための表層的な関係の持ち方ではなく、真に心のこもった人間関係を築くために提案されている、エンカウンターグループ等の方法を取り上げ、これを実際に試演する。これらの体験の中で人間関係や個人内に生じる葛藤も、学修の素材として授業内で積極的に取り上げ、検討していく。
■ 達成目標・到達目標
②関係構築の技術を用いて、状況に応じた関係構築の能力を適用できる。
③発達時期ごとの関係構築の特徴を説明できる。
■ 単位認定の要件
①②③それぞれについて、60％以上。
■ 単位の認定方法及び割合
授業内試験：70％ 授業内活動：30％
■ 授業計画
- 第1回 ガイダンス（永盛・花屋・沼山）
- 本科目のねらい、到達目標、授業計画などを確認する。
- 第2回 関係構築の原理（花屋）
- 心理学の観点から、人間関係が構築されるメカニズムについて学ぶ。
- 第3回 初対面と第一印象（花屋）
- 対面での関係構築の出発点となる初対面、第一印象の重要性を理解する。
- 第4回 関係構築の技術①（花屋）
- 自己開示、印象管理などをグループワークを交えつつ学ぶ。
- 第5回 関係構築の技術②（花屋）
- グループエンカウンター、自己呈示などをグループワークを交えつつ学ぶ。
- 第6回 関係構築の状況①（永盛）
- 1対1での関係構築の特徴を学ぶ。
- 第7回 関係構築の状況②（永盛）
- 1対複数、仲介者を交えての関係構築の特徴を学ぶ。
- 第8回 関係構築の状況③（永盛）
- 複数対複数での関係構築の特徴を学ぶ。
- 第9回 発達時期ごとの関係構築の特徴①（永盛）
- 乳幼児期における関係構築の特徴を学ぶ。
- 第10回 発達時期ごとの関係構築の特徴②（永盛）
- 児童期における関係構築の特徴を学ぶ。
- 第11回 発達時期ごとの関係構築の特徴③（沼山）
- 青年期における関係構築の特徴を学ぶ。
- 第12回 発達時期ごとの関係構築の特徴④（沼山）
- 成人期、中年期における関係構築の特徴を学ぶ。
- 第13回 発達時期ごとの関係構築の特徴⑤（沼山）
- 高齢期における関係構築の特徴を学ぶ。
- 第14回 関係構築の障害（沼山）
- 関係構築を苦手とする人の特徴や関連する障害について学ぶ。
- 第15回 まとめ（永盛・花屋・沼山）
- これまでの学びを振り返る。
■ 時間外学修
次回取り上げる内容について、事前に調べ、まとめる（目安時間：各回約2時間）。
授業で取り上げた内容について、配布資料を読んでまとめる（目安時間：各回約2時間）。
■ 課題に対するフィードバック
実施してきた課題をもとに、ディスカッションを行う。
■ 使用テキスト・教材
テキストは使用しない。適宜、資料を配布する。
■ 参考文献等
■ 備考
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