シラバス

保健医療と福祉

開講年次：2年次

卒業：選択

開講時期：後期　授業形態：講義　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：2 単位

山　川　敏　久

■ 科目のねらい
　専門教育科目の「専門基盤科目」として配置されている本科目は、人間関係の重要要素である〔人間の理解〕〔関係の構築・調整〕〔協働力〕をテーマに、「中心科目」を多様な視点から補強し、内実化を図ることを目的とする。（DPに対応する中項目：③④＋①⑥）

■ 授業の概要
本講義では、ソーシャルワーク実践において必要となる保健医療の動向を理解するとともに、保健医療に係る政策、制度、サービスについて理解する。また、保健医療領域における社会福祉士の役割と適切な支援のあり方を理解する。具体的には、次のことを学び、修得する。①保健医療の動向、②保健医療に係る政策、制度、サービス、③保健医療領域における社会福祉士の役割。

■ 達成目標・到達目標
①保健医療の動向について説明することができる。
②保健医療に係る政策、制度、サービスについて説明することができる。
③保健医療領域における社会福祉士の役割について説明することができる。
④厚生労働省が求める「保健医療と福祉」の内容と水準に到達することができる。

■ 単位認定の要件
達成目標・到達目標の全ての項目に対して60％以上達成すること。

■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート：70％　授業内活動：30％

■ 授業計画

第1回保健医療の動向①

感染症の減少、生活習慣病の増加等の疾病構造の変化について解説する。

第2回保健医療の動向②

社会的入院、在宅医療の役割と課題等の在宅医療について解説する。

第3回保健医療の動向②

依存症、認知症、虐待防止等の保健医療における福祉的課題について解説する。

第4回保健医療に係る政策・制度・サービスの概要①

医療保険制度の概要について解説する。

第5回保健医療に係る政策・制度・サービスの概要②

診療報酬制度及び医療施設の概要について解説する。

第6回保健医療に係る政策・制度・サービスの概要③

5疾病、5事業等の保健医療対策の概要について解説する。

第7回保健医療に係る倫理①

インフォームド・コンセント、インフォームド・アセント等の自己決定権の尊重について解説する。

第8回保健医療に係る倫理②

医療倫理の4原則について解説する。

第9回保健医療に係る倫理③

高度生殖医療、出生前診断、脳死と臓器提供、尊厳死、身体抑制等の倫理的課題について解説する。

第10回保健医療領域における専門職の役割と連携①

医師、保健師、看護師等の保健医療領域における専門職について解説する。

第11回保健医療領域における専門職の役割と連携②

院内連携、地域医療連携における連携と協働について解説する。

第12回保健医療領域における専門職の役割と連携③

地域包括ケアシステムにおける連携と協働について解説する。

第13回保健医療領域における支援①

保健医療領域における社会福祉士の役割について解説する。

第14回保健医療領域における支援②

入院中、退院時の支援のあり方について解説する。

第15回保健医療領域における支援③

救急・災害現場における支援と家族に対する支援について解説する。

■ 時間外学修
予習：講義に該当するテキストの内容を事前に一読してから授業に臨むこと（目安時間：約1時間）。
復習：前の週の授業内容を復習しておくこと。それを前提に講義を進めていく（目安時間：約1時間）。

■ 課題に対するフィードバック

■ 使用テキスト・教材
最新　社会福祉士養成講座『5保健医療と福祉』一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟　編集　中央法規
適宜、資料を配布します。

■ 参考文献等

■ 備考

2022年度 シラバス 人間科学部 人間関係学科

2022年度　シラバス　　人間科学部　人間関係学科