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対照言語コミュニケーション論Ⅱ
開講年次:2年次
卒業:選択
開講時期:後期 授業形態:講義 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
黒 沢 晶 子
■ 科目のねらい
専門教育科目の「専門発展科目」として配置されている本科目は、3コースに対応して「グローカルコミュニケーション」「心理総合」「福祉マネジメント」の各領域と実践領域からなる科目群に含まれる。高度な専門知識・知見そしてスキルを本格的かつ実践的に身につけることを目的とする(DPに対応する中項目:⑥+③④⑧)。
■ 授業の概要
「対照言語コミュニケーション論Ⅰ」で学んだ、表現や言語行動の違いがどのような文化の違いによるものなのか、分析し、考察する演習を行う。また、発達障害をひとつの「異」ととらえ、「心の理論(他者の心を類推し理解する能力)」から、そのコミュニケーション上の問題がどのように説明されるかを知る。さらに、日本語の中にも文法や表現の違いがあり、ある方言と他の言語とにむしろ共通性があるケースを観察し、考察を進める。
■ 達成目標・到達目標
①言語によって、日本語と同じ形式があっても使い方が異なっていたり、対応するものがなかったりすることを認識し、どのように違うかを説明することができる。
②コミュニケーションがうまくできない障害について、「心の理論」で明らかにされた点を挙げることができる。
③方言の多様な表現の中には外国語と共通性を持つものがあることを例を挙げて説明することができる。
■ 単位認定の要件
達成目標①~③のことが60%以上できていること。
■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート:50% 授業内提出物:30% 授業内活動:20%
■ 授業計画
■ 時間外学修
毎回の授業の最後に、その授業と関連した課題、あるいは、次の授業の準備となる課題を出します。(各1時間)
■ 課題に対するフィードバック
毎回の授業の最後に書くコメントの中からクラスで共有したいものを次の授業で取り上げます。
■ 使用テキスト・教材
授業でプリントを配布します。
■ 参考文献等
Heffernan, Kevin 2013 Introduction to Communication for Japanese Students. くろしお出版
水谷信子 2015 『感じのよい英語 感じのよい日本語-日英比較コミュニケーションの文法』 くろしお出版
鈴木孝夫(1973)『ことばと文化』岩波新書
工藤真由美・八亀裕美(2008)『複数の日本語 方言からはじめる言語学』講談社選書メチエ
国立国語研究所編(1966-1974)『日本言語地図』 https://mmsrv.ninjal.ac.jp/laj_map/
Dryer, Matthew S. & Haspelmath, Martin (eds.) 2013. The World Atlas of Language Structures Online. Leipzig: Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology. https://wals.info/chapter
■ 備考
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