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2022年度 シラバス 人間科学部 人間関係学科
ソーシャルワーク演習Ⅱ
開講年次：2年次
卒業：選択
開講時期：後期 授業形態：演習 授業回数：15 回 時間数：30 時間 単位：2 単位
橋本美香、髙梨友也（実務経験あり）
■ 科目のねらい
この科目は人間関係学科の４つのディプロマポリシーを身につけることを目標に設置されたカリキュラムポリシー「複雑化し多様化する地域社会の課題に直面する人々を社会福祉学の観点から理解し、ソーシャルワークの価値とそのための知識、技能を修得し、共生社会実現のための協働力として広く活用できる能力を養成する」ための科目である。専門教育科目の「専門発展科目」として配置されている本科目は、3コースに対応して「グローカルコミュニケーション」「心理総合」「福祉マネジメント」の各領域と「実践領域」からなる科目群に含まれ、より高度に専門的な知識・知見そしてスキルを本格的かつ実践的に身につけることを目的とする。（ＤＰに対応する中項目：⑤⑥+①②③④⑦⑧）
■ 授業の概要
本講義は、ソーシャルワークの知識と技術に係る科目との関連性を視野に入れつつ、幅広い分野の事例に触れ、ソーシャルワークの視点について理解するとともに、専門的援助技術として概念化・理論化し、体系的立てていくことができる能力を修得する。具体的には、次のことを学び、修得する。①ソーシャルワークの価値規範、倫理的な判断能力、②ソーシャルワークの視点、③専門的援助技術の概念・理論、④総合的かつ包括的な支援。授業担当者の社会福祉士として実践してきた事例を取り入れながら授業を展開していく。
■ 達成目標・到達目標
①ソーシャルワークの価値規範、倫理的な判断能力を修得することができる。
②ソーシャルワークの視点について説明することができる。
③事例検討を通し、専門的援助技術の概念・理論を説明することができる。
④総合的かつ包括的な支援について実践的に理解し、支援を必要とする人が抱える複合的な課題を説明することができる。
⑤厚生労働省が求める「ソーシャルワーク演習（専門）」の内容と水準に到達することができる。
■ 単位認定の要件
達成目標・到達目標の全ての項目に対して60％以上達成すること。
■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート：70％ 授業内活動：30％
■ 授業計画
- 第1回 ソーシャルワークの視点（橋本）
- ソーシャルワークの視点について解説する。
- 第2回 総合的かつ包括的な援助①（高梨）
- 事例検討（社会的排除）
- 第3回 総合的かつ包括的な援助②（高梨）
- グループワークによる事例演習（社会的排除）
- 第4回 総合的かつ包括的な援助③（高梨）
- 事例検討（児童虐待）
- 第5回 総合的かつ包括的な援助④（高梨）
- グループワークによる事例演習（児童虐待）
- 第6回 総合的かつ包括的な援助⑤（橋本）
- 事例検討（高齢者）
- 第7回 総合的かつ包括的な援助⑥（橋本）
- グループワークによる事例演習（高齢者）
- 第8回 総合的かつ包括的な援助⑦（橋本）
- 事例検討（障がい者）
- 第9回 総合的かつ包括的な援助⑧（橋本）
- グループワークによる事例演習（障がい者）
- 第10回 総合的かつ包括的な援助⑨（高梨）
- 事例検討（低所得者）
- 第11回 総合的かつ包括的な援助⑩（高梨）
- グループワークによる事例演習（低所得者）
- 第12回 総合的かつ包括的な援助⑪（高梨）
- 事例検討（ホームレス）
- 第13回 総合的かつ包括的な援助⑩（高梨）
- グループワークによる事例演習（ホームレス）
- 第14回 総合的かつ包括的な援助⑫（橋本）
- 事例検討（家庭内暴力）
- 第15回 総合的かつ包括的な援助⑬（橋本）
- グループワークによる事例演習（家庭内暴力）
■ 時間外学修
予習：講義に該当するテキストの内容を事前に一読してから授業に臨むこと（目安時間：約1時間）。
復習：前の週の授業内容を復習しておくこと。それを前提に講義を進めていく（目安時間：約1時間）。
■ 課題に対するフィードバック
■ 使用テキスト・教材
中央法規出版 最新社会福祉士養成講座「ソーシャルワーク演習」社会専門
適宜、資料を配布します。
■ 参考文献等
①適宜、質問には解説を行う。
②回収した課題に対しては、返却時に添削を行う。
■ 備考
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