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2020年度 シラバス 短期大学部 人間福祉学科
生活支援技術Ⅲ
開講年次：2年次
卒業：選必 介護福祉：必修
開講時期：前期 授業形態：講義・演習 授業回数：30 回 時間数：60 時間 単位：2 単位
齋藤美穂（実務経験あり）、金須雄一（実務経験あり）、斎藤聡子（実務経験あり）
■ 科目のねらい
この科目は人間福祉学科の３つのディプロマ・ポリシーを身につけることを目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「
人間の幸せと社会のあり方を幅広く捉え、『尊厳の保持』『自立支援』を踏まえ、介護を必要とする人のあらゆる場面に
汎用できる専門的な知識・技術・態度を養う」ための科目である介護福祉士必修科目であり、１年次で学習した基本介護
技術を応用し、心身機能障害に応じた生活ニーズを理解し、実践的な生活支援技術を修得することをねらいとしている
１．心身機能障害に応じた障害や症状および生活（生活機能の障害）を理解し、展開するためのアセスメント技術を習得する。
２．根拠に基づいた応用介護技術を学び、心身機能障害に応じた実践的な生活支援の展開方法を習得する。
３．介護福祉士としての適切な態度を理解し、意識しながら介護を実践できる。
■ 授業の概要
既学習の基本介護技術を活用し、心身機能障害に応じた実践的な介護技術や生活支援について学習する。授業者の障がい者や障がいをもつ高齢者への支援経験を通しての実践事例等も取り入れながら、心身機能障害に応じた個別的な生活支援について考える。
利用者を想定した総合的な演習を展開し、根拠に基づいた生活支援技術の習得をめざす。
■ 達成目標・到達目標
①生活支援の視点を基に障害や症状について理解し、根拠に基づいた一連の介護を実践できる。
②介護展開に予測されるリスクや緊急時の対応について検討し、視野に入れながら介護展開に活かすことができる。
③心身機能障害に応じた生活支援についてアセスメントし、介護展開について説明することができる。
④介護福祉士としての態度を身につけ、実践することができる。
■ 単位認定の要件
上記①～④について６０％以上理解し、実践できること
■ 単位の認定方法及び割合
期末試験：50％ 授業内提出物：20％ 授業内試験：30％
■ 授業計画
- 第1回 発達障害に応じた介護 －遠隔授業－
- 発達障害を理解するとともに、発達障害のある人の生活を理解し、介護の展開について検討する
- 第2回 知的障害に応じた介護 －遠隔授業－
- 知的障害を理解するとともに、知的障害のある人の生活を理解し、介護の展開について検討する
- 第3回 精神障害に応じた介護 －遠隔授業－
- 統合失調症を理解するとともに、統合失調症のある人の生活を理解し、介護の展開について検討する
- 第4回 重症心身障害に応じた介護
- 重症心身障害を理解するとともに、重症心身障害のある人の生活を理解し、介護の展開についてグループで検討する
- 第5回 関節リウマチに応じた介護（１）
- 整形疾患を理解するとともに、整形疾患のある人の生活について理解する
- 第6回 関節リウマチに応じた介護（２）
- 関節リウマチのある人に応じた介護展開を理解し、実践する
- 第7回 肢体不自由に応じた介護（１）
- 脊椎損傷を理解するとともに、脊椎損傷のある人の生活について理解する
- 第8回 肢体不自由に応じた介護（２）
- 脊椎損傷のある人に応じた介護展開を理解し、実践する
- 第9回 聴覚・言語障害に応じた介護（１）
- 聴覚・言語障害について理解するとともに、聴覚・言語障害のある人の生活の理解する
- 第10回 聴覚・言語障害に応じた介護（２）
- 聴覚・言語障害のある人への介護のコミュニケーション（１）
- 第11回 聴覚・言語障害に応じた介護（３）
- 聴覚・言語障害のある人への介護のコミュニケーション（２）
- 第12回 聴覚・言語障害に応じた介護（４）
- 聴覚・言語障害のある人への介護のコミュニケーション（３）
- 第13回 聴覚・言語障害に応じた介護（５）
- 聴覚・言語障害のある人への介護のコミュニケーション（４）
- 第14回 聴覚・言語障害に応じた介護（６）
- 聴覚・言語障害のある人への介護のコミュニケーション（５）
- 第15回 聴覚・言語障害に応じた介護（７）
- 聴覚・言語障害のある人への介護のコミュニケーション（６）
- 第16回 聴覚・言語障害応じた介護（８）
- 聴覚・言語障害のある人への介護のコミュニケーション（７）
- 第17回 パーキンソン病に応じた介護（１）
- パーキンソン病を理解するとともに、パーキンソン病のある人の生活について理解する
- 第18回 パーキンソン病に応じた介護（２）
- パーキンソン病のある人に応じた介護展開を理解し、実践する
- 第19回 高次脳機能障害に応じた介護（１）
- 高次脳機能障害を理解するとともに、高次脳機能障害のある人の生活について理解する
- 第20回 高次脳機能障害に応じた介護（２）
- 高次脳機能障害のある人に応じた介護展開を理解し、実践する
- 第21回 視覚障害に応じた介護（１）
- 視覚障害を理解するとともに、視覚障害のある人の生活について理解する
- 第22回 視覚障害に応じた介護（２）
- 視覚障害のある人に応じた介護展開を理解し、実践する
- 第23回 筋委縮性側索硬化症（ALS）に応じた介護
- ALSを理解するとともに、ALSのある人の生活を理解し、介護の展開についてグループで検討する
- 第24回 筋ジストロフィーに応じた介護
- 筋ジストロフィーを理解するとともに、筋ジストロフィーのある人の生活を理解し、介護の展開についてグループで検討する
- 第25回 生活障害に応じた余暇活動の支援（１）
- 生活障害に応じたレクリエーション活動（１）
- 第26回 生活障害に応じた余暇活動の支援（２）
- 生活障害に応じたレクリエーション活動（２）
- 第27回 生活障害に応じた余暇活動の支援（３）
- 生活障害に応じたレクリエーション活動（３）
- 第28回 生活障害に応じた余暇活動の支援（４）
- 生活障害に応じたレクリエーション活動（４）
- 第29回 総合演習（１）
- 事例を用いた、心身機能障害に応じた介護実践（１）
- 第30回 総合演習（２）
- 事例を用いた、心身機能障害に応じた介護実践（２）
■ 時間外学修
各心身機能障害の特徴について該当時限までに事前学習し、レポートにまとめること
授業後は学習内容をプリントやノートに整理しておくこと
（目安時間：４時間）
■ 課題に対するフィードバック
授業内に回収したワークシートは簡単に添削して返却します。
■ 使用テキスト・教材
最新・介護福祉士養成講座第８巻『生活支援技術Ⅲ』（中央法規）
■ 参考文献等
■ 備考
単元によっ使用教室が変更になるので注意すること
介護実習室での授業は原則、実習着、実習靴を着用し、身だしなみを整えて授業に臨むこと
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