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介護過程Ⅲ
開講年次:2年次
卒業:選必 介護福祉:必修
開講時期:前期 授業形態:演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位
横 尾 成 美(実務経験あり)
■ 科目のねらい
この「介護過程」は、2年間を通して学び、介護の専門性を身につけるための総合的な科目である。介護の専門知識・
技術を活用し、根拠のある介護が実践できる力を養う。「介護過程Ⅲ」は「介護過程Ⅰ」、「介護過程Ⅱ」を履修した者
が、実践的に介護現場で展開できるための演習を行う。「介護過程Ⅳ」、「介護過程Ⅴ」を履修することで、卒業までに
確かな専門性とスキルを向上させることを目指している。
■ 授業の概要
最終段階の介護実習Ⅲ(8~9月)では、利用者を受け持ち介護過程を展開する。実習先において、情報収集→アセスメ
ント→計画立案→実施→評価→再アセスメントの思考と実践の展開をすることが課題となる。利用者の個別性に合わせた
介護過程の展開ができるようになるために、専門的知識・技術・思考を統合し、総合的かつ実践的な生活支援の展開を図
る内容を行う。授業者が介護福祉士として実務経験で実践した事例を取り入れながら、実践的な展開方法を検討する。
実際の利用者をイメージしながら、ペーパーシミュレーションによるアセスメントと介護計画の立案及び、介護実践、
事前評価等、総合的に展開する。
■ 達成目標・到達目標
①既習の専門的知識・技術・思考を統合し、根拠に基づいたアセスメントができる。
②障害やその症状を理解し、個別性に合わせた介護計画の立案ができる。
③グループワークにおいて、自分の考えを発言し、積極的に演習課題に取り組むことができる。
■ 単位認定の要件
達成課題のアセスメントと介護計画の立案が80%以上できる。グループワークや教室外学習を通して、多様かつ柔軟な
分析が80%以上できる。その上で期末試験では60%以上の理解を示すことができる。
■ 単位の認定方法及び割合
期末試験:80% 授業内提出物:10% 授業内活動:10%
■ 授業計画
■ 時間外学修
事例問題への取り組み演習事例の利用者の病気や障害について調べノートにまとめる。その専門知識を活かしてアセスメ
ントを深めておくこと。
(15時間)
■ 課題に対するフィードバック
・事例の介護過程展開に必要な課題のシートを提出すること。提出内容について確認し、返却する。修正が必要な場合は、修正して再提出すること。
■ 使用テキスト・教材
最新・介護福祉士養成講座第9巻『介護過程』(中央法規出版)
■ 参考文献等
改定版「エビデンスに基づく症状別看護ケア関連図」(中央法規出版)
機能障害からみる看護過程(中央法規出版)
■ 備考
事例のアセスメントは、他の授業で使用するテキストや、参考文献を活用し生活課題の根拠を調べておくこと。
また、介護介入に効果的な具体策や評価方法についても調べておくこと。
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