シラバス

介護総合演習Ⅲ

開講年次：2年次

卒業：選必　　介護福祉：必修

開講時期：前期　授業形態：演習　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：1 単位

菊地一（実務経験あり）、齋藤美（実務経験あり）、橋本、南條、三瓶（実務経験あり）、横尾（実務経験あり）、下村美、斎藤祐

■ 科目のねらい
この科目は、人間福祉学科のディプロマポリシーの３つの達成を目指し、また最後の実習となる介護実習Ⅲに向け
ての総まとめとなる科目である。更に、２年間の介護実習から得られた経験を活かし、介護福祉士としての自覚を
促しながら、専門職に求められる資質、技能及び自己に求められる課題把握など総合的対応力の習得を目指す。

■ 授業の概要
・これまでの自分自身の体験を客観的に捉え直し、さまざまな対象者への関わりからコミュニケーションを活用
　した生活課題の発見や対象者の隠された思いを理解し、適切な介護を展開させていくための柔軟な視点を養う。
　授業者が介護福祉士としての経験を活かし、実際の事例を用いながら理解に繋がるようにする。
・さまざまな対象者へ提供する介護や多様な介護サービスを理解し、自立支援に向けた多職種協働の必要性とそ
　の実践のあり方を学ぶ。
・対象者の個別性に視点をおき、介護過程を展開しながら個別援助計画の必要性を理解する。
　

■ 達成目標・到達目標
①実習施設の概要と利用者の生活ニーズを整理し、個別性に応じた介護の必要性について説明できる。
②介護福祉士に求められる倫理性と専門性について述べることができる。
③自己を客観的にふりかえり、実習課題を明確にするとともに介護観を明確にし、言語化できる。

■ 単位認定の要件
①～③の項目全てについて、６０％以上達成すること。

■ 単位の認定方法及び割合
期末試験：60％　授業内提出物：30％　授業内活動：10％

■ 授業計画

第1回介護福祉士の職業倫理と接遇（１）　（遠隔授業１回目）

求められる介護福祉士像と自己理解

第2回介護福祉士の職業倫理と接遇（２）　　（遠隔授業２回目）

求められる介護福祉士像と職業倫理

第3回事例検討（１）　（遠隔授業３回目）

他職種との連携と緊急時の対応

第4回事例検討（２）　（遠隔授業４回目）

利用者の個別性の理解

第5回カンファレンス　　（遠隔授業５回目）

カンファレンスの意義と方法の理解

第6回訪問介護実習の準備（１）

訪問介護実習のねらいと内容の理解

第7回訪問介護実習の準備（２）

訪問介護の概要と利用する在宅高齢者の理解

第8回記録の書き方（１）

介護記録の意義と方法の理解（１）

第9回記録の書き方（２）

介護記録の意義と方法の理解（２）

第10回介護実習Ⅲの準備（１）

介護実習Ⅲのねらいと内容の理解自己目標の明確化と言語化(個別援助計画書の作成）

第11回介護実習Ⅲの準備（２）

生活支援技術の確認（移乗介助）

第12回介護実習Ⅲの準備（３）

生活支援技術の確認(おむつ交換）

第13回介護実習Ⅲの準備（４）

介護過程の展開における実践計画と利用者像の明確化

第14回介護実習Ⅲの準備（５）

介護実習Ⅲオリエンテーション
介護実習Ⅲへ向けての最終確認

第15回介護実習Ⅲまとめ　　　　　　　授業内試験（単位認定試験）

介護実習Ⅲの目標と内容の理解

知識の確認をする

■ 時間外学修
・介護実習Ⅱの記録及びワークシートを整理し、ポイントをノートを使って整理し見直しておくこと。
　また、授業で出された課題については、テキスト、文献などを活用しノートに自分でまとめておくこと。
（目安時間：約１～２時間）

■ 課題に対するフィードバック
・課題レポートや記録物については添削を行い、後の授業回にて全体的な講評を行う予定。

■ 使用テキスト・教材
介護福祉士養成テキスト１３『介護総合演習』(建帛社）
『社会福祉小六法』(ミネルヴァ書房）
『介護実習の手引き』（東北文教大学短期大学部人間福祉学科）

■ 参考文献等

■ 備考
・オリエンテーションは、教室が変更となる(事前に連絡します）。
・介護実習巡回指導教員は、橋本美香、南條正人、三瓶典子、横尾成美、菊地一穂、齋藤美穂、下村美保、斎藤祐子
・１年次の履修科目を復習しておくこと。
・実習生調書、実習課題については、時間外に実習巡回指導教員(専任教員）より個別指導を受け提出すること。

2020年度 シラバス 短期大学部 人間福祉学科

2020年度　シラバス　　短期大学部　人間福祉学科