シラバス

幼児と表現

開講年次：1年次

卒業：必修　　保育士：必修　　幼稚園：必修

開講時期：前期　授業形態：演習　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：1 単位

佐東治、那須一彦、宮下通、郷津幸男、鈴木純

■ 科目のねらい
この科目は、専門科目の「保育の内容と方法」の区分に配置されている。保育を総合的に計画・実践するための科目であり（CP）、5領域を理解し、総合的に保育を計画・実践する力を身に付ける（DP）こと、特に、領域「表現」の指導に関する、幼児の表現姿やその発達及びそれを促す要因、幼児の感性や創造性を豊かにする様々な表現遊びや環境の構成などの専門的事項についての知識・技能、表現力を身につけることをねらいとしています。

■ 授業の概要
5領域を理解し総合的に保育を計画し実践すること、また、子どもと共感できる豊かな感性と情操を身につけることを目指し、保育を総合的に計画・実践し子どもの心身の育ちを支えるために必要な専門知識・技術を養うための科目として設置した科目です。
最初に領域「表現」の位置づけと表現を生成する過程を学び、次に伝承遊びや自然散策など様々な体験を基に身体、造形、音楽を手掛かりとした表現を行い、さらに再構築し発表する過程を経て、表現することの楽しさを実体験します。

■ 達成目標・到達目標
①幼児の遊びや生活における領域「表現」位置づけ、表現を生成する過程について説明できる。
②表現する楽しさを実感し、素材の特性を生かした表現ができる。
③協働して表現することを通し、他者の表現を受け止め共感し、より豊かな表現につなげることができる。

■ 単位認定の要件
上記①～③の項目の平均が６０％達していること。

■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物：100％

■ 授業計画

第1回ガイダンス

【遠隔】ガイダンス、「感性」「表現」「創造性」について（担当：佐東、那須、宮下、郷津、鈴木）

第2回領域「表現」

【遠隔】領域「表現」と乳幼児の表現の生成との関わりについて（担当：佐東、那須、宮下、郷津、鈴木）

第3回幼児の表現

【遠隔】乳幼児の表現と発達について

第4回遊び歌

【遠隔】遊び歌を実践する（担当：佐東、那須、宮下、郷津、鈴木）

第5回感性と表現を生成する過程

【遠隔】自室近辺の散策を行う自然体験を通して、感性と表現を生成する過程について考える
（担当：佐東、那須、宮下、郷津、鈴木）

第6回遠隔授業の振り返り

面接授業における諸連絡、遠隔授業の振り返り（小テスト）

第7回種々の表現1-1

自然体験を基にした多様な音楽表現を体験する（担当：那須・宮下・郷津）

第8回種々の表現1-2

自然体験を基にした音楽表現を通して、素材の特性を生かした表現を考える（担当：那須・宮下・郷津）

第9回種々の表現2-1

自然体験を基にした多様な造形表現を体験する（担当：佐東）

第10回種々の表現2-2

自然体験を基にした造形表現を通して、素材の特性を生かした表現を考える（担当：佐東）

第11回種々の表現3-1

自然体験を基にした多様な身体表現を体験する（担当：鈴木）

第12回種々の表現3-2

自然体験を基にした身体表現を通して、素材の特性を生かした表現を考える（担当：鈴木）

第13回総合表現1（考える）

グループ毎に表現活動における素材の活用について考える（総合化）（担当：佐東、那須、宮下、郷津、鈴木）

第14回総合表現2（試す）

グループ毎に協働して表現することを通して、他者の表現を受け止め共感し、より豊かな表現を目指す（総合化）（担当：佐東、那須、宮下、郷津、鈴木）

第15回総合表現3（発表する）

グループ毎にまとめた表現について発表する。（担当：佐東、那須、宮下、郷津、鈴木）

■ 時間外学修
授業で学んだことを要領・指針を基に振り返り学びを整理してまとめる。発表に向けたグループ活動（各回約1時間）

■ 課題に対するフィードバック
毎回、授業のまとめとして全体にフィードバックします。
提出物に関しては、後日授業内で全体にフィードバックします。

■ 使用テキスト・教材
学科指定教本(シラバスP.28)

■ 参考文献等
授業内で適宜紹介します。

■ 備考
次回の授業で必要なものを示しますので各自準備してください。

2020年度 シラバス 短期大学部 子ども学科

2020年度　シラバス　　短期大学部　子ども学科