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2021年度　シラバス　　短期大学部　現代福祉学科

介護総合演習Ⅳ

開講年次：2年次

卒業：選必　　介護福祉：必修

開講時期：後期　授業形態：演習　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：1 単位

菊地一（実務経験あり）、橋本、横尾（実務経験あり）、三瓶（実務経験あり）、齋藤美（実務経験あり）、斎藤祐、下村美

■ 科目のねらい
この科目は､現代福祉学科の3つのディプロマ･ポリシーを身につけることを目標に設置されたカリキュラム･ポリ
シー「人間の幸せと社会のあり方を幅広く捉え､『尊厳の保持』『自立支援』を踏まえ､介護を必要とする人のあら
ゆる場面に汎用できる専門的な知識･技術･態度を養う」ための科目である。介護福祉士必修科目であり､既学習内容
を統合し､同必修科目である「介護実習」で得た多くの体験を振り返りや報告会を通して意識化し深化させながら､
自己の課題・介護観をを明確にする｡また､個別性に応じた介護のあり方について必要な能力をさらに確かなものに
していくことをねらいとしている。
１．各領域で学んだ知識･技術を統合し､介護を必要とする人への洞察力を身につけながら介護ニーズをアセスメント
　　し､その人らしい生活が継続できるよう適切な介護技術を遂行できる能力を養う｡
２．本人､ご家族などとの関係性の構築やチームケアを実践するための多職種とのコミュニケーションの重要性を考え､
　　判断力･表現力および思考力の向上を目指す
３．自己の課題を明確にし､対人援助職を目指すものとしての専門的態度を養い､社会に貢献するための汎用性を身に
　　つける
（DPに対応する中項目：①､④､⑤）

■ 授業の概要
・これまでの自分自身の実習体験を客観的に捉え直し､様々な対象者への関りからコミュニケーションを活用した生活
　課題の発見や隠された思いに触れ､適切な介護を展開させていくための柔軟な視点を養う。
　授業担当者が介護福祉士として福祉施設で利用者と関わってきた経験を活かし､実際の事例を提示しながら理解を深
　められるようにする。　
・対象者へ提供する多様なサービスや介護内容を理解し､自立支援に向けた生活支援のために多職種連携の必要性とそ
　の実践のあり方を学ぶ。
・対象者の個別性に視点をおき､介護実習Ⅲで作成した介護計画（個別援助計画）の必要性を理解する。

■ 達成目標・到達目標
①実習施設の概要や生活の場としての施設の役割について説明することができる。
②対象者の状況に応じた適切な介護技術を選択し個別性に応じた介護が実践できる。また､その介護を振り返り、根拠
　について説明することができる。
③対象者の生活課題(ニーズ)をアセスメントし､利用者にとって実施可能な介護計画を立案､実施することができる
④介護福祉士に求められる倫理性と専門性について言語化できる
⑤自己を客観的に振り返り､実習課題を明確にするとともに介護観を言語化できる

■ 単位認定の要件
①～⑤の項目全てについて６０％以上理解すること。

■ 単位の認定方法及び割合
期末試験：50％　授業内提出物：20％　授業内試験：30％

■ 授業計画


■ 時間外学修
介護実習Ⅰ～Ⅲの介護実習記録およびワークシートを読み直しておくこと｡また､授業で理解できなかった内容
や不足部分は､自分で調べノートにまとめるなどして整理しておくこと｡
(目安時間:毎回約１時間）

■ 課題に対するフィードバック
回収したワークシートについては添削し、全体的にも簡単に講評する予定である。

■ 使用テキスト・教材
『社会福祉六法』（ミネルヴァ書房）

■ 参考文献等
『介護実習の手引き』（東北文教大学短期大学部人間福祉学科）

■ 備考
介護実習巡回教員：橋本美香、三瓶典子、齋藤美穂、横尾成美、菊地一穂、斎藤祐子、下村美保、(南條正人）
・報告会は､教室が変更となる場合がある。
・１年次の履修科目を復習しておくこと。

 
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