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くらしと食
開講年次:1・2年次
卒業:選択
開講時期:前期 授業形態:講義 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
菊 地 和 博 (実務経験あり)
■ 科目のねらい
コア科目の領域におけるこの科目は、学生が学問の方法を身につけ歴史と文化を踏まえて人間や社会の出来事を総合的に理解し説明できるようになることをねらいとし、また、卒業研究にあたっての周辺的知識を得る科目として「関連」の科目群に配置している。(DPに対応する中項目:①③⑥)
■ 授業の概要
最初に日本における食文化の歩みや和食の歴史を理解する。次に和食がユネスコに登録されたことをきっかけに、なぜ日本が和食にこだわってユネスコ登録を試みたのか、その背景とねらいを十分に把握する。その上にたって、和食についての基本的な知識を得るとともに、どのような要素や構造で成り立っているのかを分析しながらその特質、特徴を理解する。また、和食は日本人が自然を大切にする心を保つなかで生活文化としての年中行事に組み込んで味わい楽しんできた歩みをしっかりと認識する。年中行事は各地域(郷土)ごとに展開されてきており、一方で和食は郷土料理としての側面を持っていることから、和食をとらえるには各地域の郷土料理の多様性にも目を向けていく。そこから、少子高齢化の進む地域の賑わいづくりの1つに食文化・郷土料理を活用した方法があることを様々な各地の事例から学ぶ。
授業担当者は、高校社会科教諭としての経験を活かして授業を展開していく。
■ 達成目標・到達目標
①和食について、日本の気候風土に根ざしつつ年中行事とともに発展してきた伝統的食文化であることをきちんと説明できる。
②地域固有の食文化について、観光的視点、地域づくりの視点からその必要性や有効性を語ることができる。
③日本人の食文化をとおして、食べることの大切さは生きることの大切さにつながること等を説明することができる。
■ 単位認定の要件
上記①②③について、レポート・授業内提出物を通して60点以上を達成すること。
■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート:60% 授業内提出物:10% 授業内活動:30%
■ 授業計画
■ 時間外学修
必ず授業内で、前回の授業内容についての感想を記述しなければならないので、授業後には学習の振り返りと再確認が必要である。当然ながら授業前にノートを整理しテキストに目を通して臨まなければならない。(目安時間:約4時間)
■ 課題に対するフィードバック
授業内で感想用紙を返却し、その用紙にコメントまたは口頭説明をしてフィードバックを行う。
■ 使用テキスト・教材
教材として15回分をまとめた資料(プリント)を事前に配布する。
■ 参考文献等
『和の食文化』全4巻 岩崎書店 2015年
■ 備考
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