スポーツサイエンス
開講年次:2年次
卒業:選択
開講時期:後期 授業形態:実技 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位
南 條 正 人
■ 科目のねらい
この科目は人間福祉学科の3つのディプロマ・ポリシーを身につけることを目標に設置されたカリキュラム・ポリシー
「地域の人々がより豊かな生活を送ることができるよう、実践的な介護に関連した専門的知識及び技術を活用して支援できる能力を養う」ための科目である。またこの科目は、「社会に貢献するための汎用力」に関連する(DPに対応する中項目:①③)。
健康の維持増進やスポーツに関する知識・技能の修得と、学生が運動に親しむことを目指す。生涯にわたる健康についての知識と障がい者スポーツを含む様々なスポーツについてのルールや運動特性、基本技術、ゲームの運営方法について学び、生涯スポーツの基礎となる知識、技能の修得を目指す。
■ 授業の概要
様々なスポーツ活動を通して、対象者がより豊かな生活を送るための様々なスポーツ活動を選択し、提供することがで
きるように、体験学習とする。
■ 達成目標・到達目標
①高齢者及び障がい者(児)を含む様々な人々における身体運動の意義・重要性を理解し、説明できるようになる。
②周囲と積極的にコミュニケーションを図り、自発的に運動に取り組むことができる。
③生活習慣と生涯にわたる健康を関連づけてまとめることができるようにする。
■ 単位認定の要件
①から②の全ての項目60%以上満たすこと。
■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート:20% 授業内活動:80%
■ 授業計画
- 第1回 ガイダンスおよびスポーツサイエンスの意義
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授業内容の概略、スポーツサイエンスを学ぶ意味とは何かを説明する。また、生活習慣と生涯にわたる健康について解説する。
学習課題:身体運動の意義・重要性をまとめる。
- 第2回 体力・運動能力テスト
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自身の体力を知るための体力・運動能力を測定し、身体運動の必要性について説明する。
学習課題:自分自身の体力・運動能力を知る。
- 第3回 高齢者及び障がい児(者)を含む様々な人々におけるスポーツ(生涯スポーツ)/健康について
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高齢者及び障がい児(者)を含む様々な人々のスポーツ参加の現状、身体運動の意義・生活習慣と生涯にわたる健康について説明する。
学習課題:授業時に配布するプリントを精読し、身体運動の意義をまとめる。
- 第4回 ネット型スポーツ(1)
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ソフトバレーボール:子どもから高齢者までの各年代の人々が気軽に楽しめる活動を提供する。
学習課題:ソフトバレーボールのルール等を実技ノートにまとめる。
- 第5回 ネット型スポーツ(2)
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インディアカ:バレーボールに比べてラリーが続きやすく、ゲームを楽しみながら全身運動もでき、子どもから高齢者まで幅広い年代が楽しめる種目の体験を通して、説明する。
学習課題:子どもから高齢者まで幅広い種目の体験を通して、種目のルール等を実技ノートにまとめる。
- 第6回 ネット型スポーツ(3)
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卓球:一般的な競技および身体障がい者における卓球を提供し、それぞれのルール等を説明する。
学習課題:授業時に配布されたプリントを精読し、実技ノートにまとめる。
- 第7回 ゴール型スポーツ(1)
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ペタンク:激しい身体運動ではなく、高齢者や身体障がい者を含む様々な人々が気軽に楽しめる活動を提供する。集中力を必要とし、上達に従い巧妙な戦略の方法を説明する。
学習課題:ペタンクのルール等を実技ノートにまとめる。
- 第8回 ゴール型スポーツ(2)
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バッコ―、輪投げ:バッコ―は、お手玉のようなバッグを傾斜のついたボードに投げ、穴に入れる競技で、下手投げで肩に負担もかからず、ルールもシンプルな活動を提供する。
学習課題:バッコ―、輪投げのルール等を実技ノートにまとめる。
- 第9回 ゴール型スポーツ(3)
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スカットボール:ゲートボールと同様のスティックを使って、的となる台の穴にボールを入れる活動で、特に高齢者の間で大人気の活動を提供する。
学習課題:スカットボールのルール等を実技ノートにまとめる。
- 第10回 ゴール型スポーツ(4)
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車椅子ハンドボール①:車椅子ハンドボールの歴史的背景、意義、ルール等を説明するとともに、基本的な技術の体験をする。
学習課題:授業時に配布するプリントを精読し、車椅子ハンドボールの歴史的背景、意義、ルール等を、実技ノートにまとめる。
- 第11回 ゴール型スポーツ(5)
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車椅子ハンドボール②:車椅子ハンドボールのルール等を説明するとともに、基本的な技術の体験をする。
また、試合を行う。
学習課題:車椅子ハンドボールの試合における戦略等について、ポイントを実技ノートにまとめる。
- 第12回 ゴール型スポーツ(6)
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車椅子ハンドボール③:車椅子ハンドボールのルール等を説明するとともに、基本的な技術の体験をする。
また、試合を行う。
学習課題:車椅子ハンドボールの試合における戦略等について、ポイントを実技ノートにまとめる。
- 第13回 ゴール型スポーツ(7)
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キンボール:サークル鬼ごっこ・手つなぎ鬼ごっこなどのリードアップゲーム、コンペティションゲームを提供し、それぞれのルール等を説明する。
学習課題:授業時に配布されたプリントを精読し、実技ノートにまとめる。
- 第14回 ベースボール型スポーツ(1)
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ティーボール①:ティーボールのルール等を説明するとともに、基本的な技術の体験をする。また、試合を行う。
学習課題:授業時に配布されたプリントを精読し、実技ノートにまとめる。
- 第15回 ベースボール型スポーツ(2)
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ティーボール②:ティーボールのルール等を説明するとともに、基本的な技術の体験をする。また、試合を行う。
学習課題:授業時に配布されたプリントを精読し、実技ノートにまとめる。
■ 時間外学修
各回実技ノートを作成すること。(目安時間:各回約1時間)
■ 課題に対するフィードバック
回収した実技ノートについては、返却時に講評を行う。
■ 使用テキスト・教材
随時、授業時に必要な資料を配布する。
■ 参考文献等
■ 備考
運動に適した服装と、体育館専用のシューズを準備すること。また、体育館の使用規則を守ること。
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