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異文化相互理解

開講年次:2年次

卒業:選択

開講時期:前期 授業形態:講義 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位

權   純 縣


■ 科目のねらい
共通科目領域におけるこの科目は、実務遂行能力を身につけ、知識や技術をもとにコミュニケーション能力とともに教
養を深めるため、「教養」群に設置されている。(DPに対応する中項目:③⑥)

■ 授業の概要
『行燈の下は暗い(灯台下暗し)』という諺の通り、日韓間をはじめとする近隣諸国間には近いが故の「知った積り,理解
されて当然」という意外な落とし穴があります。近しく親しい間柄こそ互いをよく知り理解しようとする心掛けと努力が必要です。
この授業では、韓国の長い歴史に培われた様々な文化や慣習を紹介し、日本との共通点や相違点を学びます。
テーマによっては比較対象をアジア全体や世界各地に広げ、異質な文化がいかに大切に受け継がれているかを考察するこ
とにより、異文化を持つ人々への理解を深めます。またグループワークを通して互いに尊び向上し合う姿勢を養う学生間の意見交換も積極的に行います。

■ 達成目標・到達目標
①韓国の古代史から近現代史までの大きな流れを把握し、日本との来し方と緊密性について述べることができる。
②日韓間の種々の伝統文化や習慣の違いと双方での意義を、歴史背景を基に自分の言葉で明確に説明できる。
③異なる思考や文化を持つ相手に対して持つべき姿勢とはどのようなものか、自分なりの考えを述べられる。
④韓(朝鮮)半島分断の経緯と現状を知り、南北の抱える問題と今後への展望について自らの見解を打ち出せる。

■ 単位認定の要件
上記①から④の項目全てにおいて、60%以上理解すること。

■ 単位の認定方法及び割合
期末試験:70% 授業内提出物:10% 授業内活動:20%

■ 授業計画



















■ 時間外学修
〈予習〉授業に臨む前に、シラバスに記した授業内容とテーマに毎回目を通し、キーワードに関する下調べを丁寧にして    おくこと。(目安時間:約2時間)
〈復習〉配布した資料や学習プリント, ノートに整理した内容を基に考察し、受講内容の理解を深めて自ら説明できるよ    うにしておくこと。(目安時間:約2時間)

■ 課題に対するフィードバック
授業内の発表や回収するレポートについては、講評や添削を行う。

■ 使用テキスト・教材
資料・学習プリント各種, 視聴教材

■ 参考文献等
「訓民正音」(東洋文庫 趙義成著)・「ハングルの誕生」(平凡社 野間秀樹著)・「海游録-朝鮮通信使の日本紀行-」(
東洋文庫 申維翰著)・「絶望は私を鍛え、希望は私を動かす」(晩聲社 朴槿惠著)

■ 備考
1.テキスト代わりの種々のプリントをきちんと綴じて保存し、授業中も参照できるようにしておくこと。
2.板書や解説の内容と、自らの考察と授業ごとの所感をノートによく整理しておくこと。
3.講義内容に関して(それ以外についても)学内の留学生と普段から積極的に対話する習慣を持つこと。

 
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