シラバス

日本語ⅠＣ

開講年次：2年次

卒業：選択

開講時期：前期　授業形態：演習　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：1 単位

須　賀　一　好

■ 科目のねらい
共通科目領域におけるこの科目は、実務遂行能力を身につけ、知識や技術をもとにコミュニケーション能力を高めるための「語学」群に設置されている。（DPに対応する中項目：③⑥）

■ 授業の概要
この授業では、論文やレポート、日常の文章などを、明確で自然な日本語で書くことを目指す。
留学生が文章を書くときに、よく間違える文法、文字・表記などを確認し、間違いを直す練習をすることで、レポートなど、複雑な内容や専門的なテーマの文章が書けるようになることを目標とする。また、授業内容と漢字を確認するための小テストを随時行い、基礎力の定着を図る。

■ 達成目標・到達目標
（1）既習の文法や表現を使って、正しい文を作ることができる。
（2）書き言葉のルールを知り、書いた文章に間違いあれば直すことができる。
（3）文と文とのつながりを考えて、まとまった内容の文章をわかりやすく書くことができる。
（4）学習範囲の漢字の正確な読み書きができる。

■ 単位認定の要件
（1）～（3）の項目については60％を達成すること。
（4）の項目については十分に習熟すること。

■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物：20％　授業内試験：60％　授業内活動：20％

■ 授業計画

第1回ガイダンス　文法・文型　１

授業の全体的な概要を知る。
助詞の使い方について学ぶ。

第2回文法・文型　２

言葉の形の使い分けについて学ぶ。

第3回文法・文型　３

自動詞・他動詞・受身の使い分けのルールについて学ぶ。

第4回文法・文型　４

さまざまな呼応表現について学ぶ。

第5回文法・文型　５

文末表現の調整について学ぶ。

第6回文法・文型　６

文法・文型のまとめと学習の補足を行う。

第7回文字・表記　１

ひらがなと漢字のバランスについて学ぶ。

第8回文字・表記　２

漢字の選択と誤変換について学ぶ。

第9回文字・表記　３

カタカナの使い方について学ぶ。

第10回文字・表記　４

読点の打ち方について学ぶ。

第11回文字・表記　５

文字・表記のまとめと学習の補足を行う。

第12回語彙・意味

書き言葉らしさについて学ぶ。

第13回文章　１

文の長さと読みやすさについて学ぶ。

第14回文章　２

接続詞と文章の構成について学ぶ。

第15回文章　３

文章についてのまとめと学習の補足を行う。

■ 時間外学修
配付した教材プリントを復習して、小テストに備える。教材の文章に使用されている漢字の読み書きを練習する。授業内で指示した課題があれば、それを行う。（毎回平均１時間）

■ 課題に対するフィードバック
授業内で実施した小テストは、実施後ただちに解説する。

■ 使用テキスト・教材
授業中に教材用のプリントを配付する。

■ 参考文献等
『留学生のためのここが大切文章表現のルール』石黒圭・筒井千絵（スリーエーネットワーク）
初級用の文法のテキスト（著者、出版社は問わない）

■ 備考
授業時には国語辞典を持ってくること。

2021年度 シラバス 短期大学部 総合文化学科

2021年度　シラバス　　短期大学部　総合文化学科