シラバス

基礎演習Ⅰ

開講年次：1年次

卒業：必修

開講時期：前期　授業形態：演習　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：1 単位

佐　藤　　　晃

■ 科目のねらい
この科目は現代福祉学科の3つのディプロマポリシーを身につけることを目標に設置されたカリキュラムポリシー「基礎的人間教育を行い、豊かな人間性及び柔軟な以降力を培うための土台を養う」ための科目である。
特に、短期大学の学修に必要な学びの基礎力を養成し、それを他の授業等に応用できる力を身につけることをねらいとする。（ＤＰ中項目③⑧）

■ 授業の概要
説明文や論説文によって伝えられる内容を的確に把握し、理解するトレーニングを通して、短大の授業内容の理解力を養う。またこれに加えて、自らの意見を持ち、それを適切に表現し伝えるトレーニングを通して、レポートを作成する力を養う。
そのために、語彙力を増すこと、論理的な文章の読解と作成になれること、他者と意見交換すること、参考資料を調べることを柱に学んでいく。

■ 達成目標・到達目標
①適切な語彙力と理解力、表現力を身につけ、論理的な文章の読解と作成ができる。
②グループディスカッションなどを通じて、他者と意見交換し自己の考えをまとめていける。
③課題に関連する参考資料等を収集し、内容を的確に調べることができる。

■ 単位認定の要件
上記の①～③において、60％以上達成すること。

■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート：40％　授業内提出物：30％　授業内活動：30％

■ 授業計画

第1回ガイダンス

授業の目標、流れを抑える。授業の位置づけを知る。

第2回語彙力を養う①

語彙力の重要性を知る。日常用語、専門用語、時事用語の理解を広げる。

第3回語彙力を養う②

語彙力とコミュニケーションの関係を知る。伝わる表現とは何か、日常会話から文章表現までを通して考える。

第4回文章の読解力を養う①

説明文を読み、概要を伝えるための要素をひろ出す方法を学ぶ。

第5回文章の読解力を養う②

説明文から要点を抜き出し、図式化する。図式化のメリットを知る。

第6回文章の読解力を養う③

論説文（意見を含んだ文章）を読み、概要を伝える要素をひろい出す方法を学ぶ。接続詞や指示語の役割を確認する。

第7回文章の読解力を養う④

論説文を要約する方法を学ぶ。要約のメリットを知る。

第8回レポートの書き方を学ぶ①

レポート作成に必要な基礎知識を学ぶ。間違いやすい例などから学ぶ。

第9回レポートの書き方を学ぶ②

課題文を読み解き、要約してから意見を述べる形式でレポートを書いてみる。

第10回参考資料を活用する①

課題に関連する参考資料を探す方法を学ぶ。参考資料の引用のルールを知る。

第11回参考資料を活用する②

調べた参考資料を自分の意見に活かす方法を学ぶ。

第12回他者と意見交換をする①

グループディスカッションの意義とルールを学ぶ。意見交換を通して、自分の意見を深める。

第13回他者と意見交換をする②

グループディスカッションの結果をまとめる。グループで発表してみる。

第14回最終レポートをまとめる

ここまでの参考資料の活用と他者との意見交換を通して深めることができた意見を反映させて、最終レポートをまとめる方法を学ぶ。

第15回まとめ

全体のまとめ。ここまで行ったトレーニングの意味を確認する。

■ 時間外学修
語彙力に関する資料の予習、復習（5時間）。読解用の課題文の要約作成のための復習（5時間×2＝10時間）。
「要約プラス意見」形式のレポート作成のための復習（5時間）。参考資料の調査、読解（5時間）。最終レポート作成のための復習（5時間）。

■ 課題に対するフィードバック
授業内提出物については、添削等の上で返却する。返却しない場合は解説をする。

■ 使用テキスト・教材
授業内で資料を配布する。

■ 参考文献等

■ 備考

2022年度 シラバス 短期大学部 現代福祉学科

2022年度　シラバス　　短期大学部　現代福祉学科