シラバス

地域活動実践演習

開講年次：1年次

卒業：必修

開講時期：前期　授業形態：演習　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：1 単位

菊地一穂(実務経験あり)、齋藤由美子(実務経験あり)

■ 科目のねらい
この科目は、現代福祉学科の３つのディプロマ･ポリシーを身につけることを目標に介護福祉における基礎的な
実践力を有する人材を育成するとともに､さまざまな人が生活する地域の諸問題に目を向けながら人間の尊厳や
人権を尊重する態度、倫理観などの基本的な態度を養うことを目指した科目である。また､地域活動(ボランテ
ィア活動)を通して､コミュニケーション力や協調性､基本的な接遇・マナーを習得しながら、社会に貢献できる
ための汎用性を養うことをねらいとしている。
（DPに対応する中項目：②､⑧）

■ 授業の概要
授業者が青年海外協力隊や介護支援専門員などの経験を活かし、地域で暮らす対象者の生活を支援するという
観点から対象者の理解や関係する専門職との連携などを紹介しながら、身近な地域社会の課題に目を向け、その
支援のあり方、問題解決方法について考える。また、地域活動(ボランティア活動）に必要な心構えやルール、
社会福祉施設における活動についての意義の理解につなげる。

■ 達成目標・到達目標
①地域社会に目を向け、身近な生活の中から課題を見つけ出しまとめることができる。
②地域で暮らす人にとっての「自分らしい生活」とは何かを考え、まとめて発表することができる。
③地域活動(ボランティア活動）に必要な基本的な態度を身につけることができる。

■ 単位認定の要件
・①～③の全ての項目について６０点以上理解すること。

■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物：80％　授業内活動：20％

■ 授業計画

第1回オリエンテーション

授業の目的や流れについての説明
これまで自分で体験してきた地域活動（ボランティア活動）について考える

第2回地域の身近な問題を考える①

新聞記事や書籍などから地域の身近な課題を探す
(事例の提示）

第3回地域の身近な問題を考える②

自分が見つけた課題について、どのような取り組みを行っているか
また、どのような取り組みが必要と考えるか

第4回地域の身近な問題を考える③

地域にはどのような組織・活動があるか(町内会、子ども会、ＮＰＯ、福祉サービス他での具体的な
活動について）

第5回地域の身近な問題を考える④

地域にはどのような問題を抱えた人が生活しているか

第6回ボランティア活動の意義　接遇とマナー

ボランティア活動の意義、目的
対人援助職としての接遇とマナー

第7回福祉サービス利用者（高齢者）の理解

高齢者者施設の現場を学ぶ

第8回福祉サービス利用者（知的障害者齢者）の理解

知的障害者施設の現場を学ぶ

第9回地域の身近な問題を考える⑤

グループでテーマを決め、身近な地域社会における課題について考える

第10回地域社会の理解

グループで捉えた課題について、どのような取り組みや対応策が必要かまとめる

第11回地域社会の理解

グループで捉えた課題について、どのような取り組みや対応策が必要かまとめる

第12回地域社会の理解

グループでまとめたものを発表する
発表に対して質疑応答や意見を出し合い、お互いの理解を深める

第13回介護福祉士の役割

地域社会における介護福祉士の役割について考える

第14回大学周辺の地域を知る

大学周辺地域の文化財を知る（『山形の宝ＤＶＤ鑑賞』）

第15回授業の振り返りとまとめ

全体の振り返り（レポート作成）

■ 時間外学修
・各回で出される課題については、自分でテキスト、文献等を調べてノートなどにまとめる。
（目安時間：毎回約１時間）

■ 課題に対するフィードバック
・提出されたレポートについては、グループワーク後の発表時に全体に対する講評を行う予定である。

■ 使用テキスト・教材
・授業時に必要な教材プリントを随時配布する

■ 参考文献等

■ 備考

2022年度 シラバス 短期大学部 現代福祉学科

2022年度　シラバス　　短期大学部　現代福祉学科