シラバス

家事生活支援技術Ⅰ

開講年次：1年次

卒業：選必　　介護福祉：必修

開講時期：前期　授業形態：講義・演習　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：1 単位

斎　藤　祐　子

■ 科目のねらい
この科目は現代福祉学科の３つのディプロマ・ポリシーを身につけることを目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「
人間の幸せと社会のあり方を幅広く捉え、「尊厳の保持」「自立支援」を踏まえて、あらゆる場面に汎用できる専門的な知識・技術・態度を養う」ことをねらいとしている。
介護福祉士として高齢者の自立支援をするための家事における介護について理解する（DP中項目①、⑤、⑥、⑧）。

■ 授業の概要
まず家庭生活や栄養素に関する基礎的知識や各種食品の特性について学ぶ。
さらに、青年期と高齢者の身体的違いや高齢者の身体的特性に関して扱った後、高齢者の身体的特性に対応した調理技能を習得する。

■ 達成目標・到達目標
(1)栄養の基本や食品の特性を理解し、高齢者が食べやすい調理をすることができる。
(2)高齢者の身体的変化を理解し、それらに対応した献立作成および調理ができる。
(3)高齢者にとってわかりやすい調理工程や料理の特徴が説明できる。

■ 単位認定の要件
(1)～(3)の合計で60％以上の理解を示すこと。

■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物：10％　授業内試験：70％　授業内活動：20％

■ 授業計画

第1回自立に向けた家事の介護

「家庭生活と食」を中心に、高齢者に対する生活支援に関する概要について扱う。

第2回家庭生活の理解（１）

日常生活を構成するうえで最も基本的な単位となる家庭のなかで営まれる生活の構成要素を理解する

第3回家庭生活の理解（２）

高齢者や障害のある人のいる家庭を取り巻く経済を理解し、その維持に必要な知識の理解を図る

第4回家庭生活の理解（３）

高齢者や障害のある人のいる家庭を取り巻く経済を理解し、その維持に必要な知識の理解を図る

第5回家事の介護（１）調理支援

利用者の生活全般を考えながらおこなう調理支援の方法について理解する。

第6回家事の介護（２）食品衛生

食品の衛生的な取り扱い方法や食中毒について理解する。

第7回家事の介護（３）買い物、家計の管理

生活設計の基礎となる家計管理と、買い物の方法と支援の仕方について理解する。

第8回家事の介護（４）掃除、ごみ捨て

清潔な生活環境を整えるための掃除、ごみ捨ての方法と支援の仕方について理解する。

第9回自立に向けた食事の介護（１）

五大栄養素の特性と働きについて理解する。

第10回自立に向けた食事の介護（２）

食事の社会・文化的、心理的、身体的意義と目的について理解する。

第11回高齢者の食生活（１）

高齢者の身体的変化に対応した食生活について理解する。

第12回高齢者の食生活（２）

高齢者の身体的変化や疾病に対応した食生活について理解する。

第13回高齢者に配慮した調理技術

嚥下や咀嚼が困難な人にたいする調理技能について理解する。

第14回献立作成

高齢期の献立を作成し、どのぐらい内容が異なるのか理解する。

第15回授業内試験、まとめ

これまでの講義内容について授業内試験およびまとめを行う。

■ 時間外学修
毎回、講義ごとに内容を理解すること。グループ毎による発表もおこなうので予め発表準備をしておくこと（目安時間：毎回約２時間）。

■ 課題に対するフィードバック
演習や授業内提出物については、グループ毎および個人の振り返りをし、教員が事後指導する。

■ 使用テキスト・教材
最新・介護福祉士養成講座第６巻『生活支援技術Ⅰ　第２版』中央法規出版
『オールガイド食品成分表』　実教出版

■ 参考文献等

■ 備考

2022年度 シラバス 短期大学部 現代福祉学科

2022年度　シラバス　　短期大学部　現代福祉学科