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介護実習Ⅰ

開講年次:1年次

卒業:選必  介護福祉:必修

開講時期:前期 授業形態:実習 時間数:90 時間 単位:2 単位

齋藤美穂(実務経験あり)、横尾成美(実務経験あり)、三瓶典子(実務経験あり)、菊地一穂(実務経験あり)、斎藤祐子、伊藤就冶


■ 科目のねらい
 この科目は、人間の尊厳や人権を尊重する基本的な態度と倫理観及び介護福祉士としてのコミュニケーション力、自己理解 積極性、協調性等の適性を身につけ、さらに根拠ある介護の実践力を身につけるために設置した科目である。
また、介護福祉士養成課程における教育内容では「個別ケアを理解し、利用者・家族とのコミュニケーションの実践介護技術の確認、多職種協働や関係機関との連携を通じてチームの一員としての介護福祉士の役割を理解する」ために学外で実施する科目である。
地域における様々な場において、対象者の生活を理解し、本人や家族とのコミュニケーションや生活支援を行う基礎的な能力を習得することをねらいとする。(DPに対応する中項目:③④⑤⑥⑦⑨)

■ 授業の概要
・厚生労働大臣が定める実習施設・事業等(Ⅰ)の施設において、6月に通所介護・通所リハビリテーション(居宅サービス)にて6日間、7月に認知症対応型生活介護・小規模多機能型居宅介護(地域密着型サービス)にて6日間、観察及び補助的介護を体験する。
・多職種との協働の中で、介護福祉士としての役割を理解するとともに、サービス担当者会議やケースカンファレンス等を通じて、多職種連携やチームケアを体験的に学ぶ。
・対象者の生活と地域との関わりや、地域での生活を支える施設・機関の役割を理解し、地域における生活支援を実践的に学ぶ。
・介護福祉士、看護師としての経験や実習指導者としての経験を活かし実習施設・事業所の実習指導者と連携し、利用者との関わりやチームケアのあり方等について指導・助言する。

■ 達成目標・到達目標
①観察やコミュニケーションを通して情報収集を行い、記録できる。
②対象者個々の日々の状況に応じた生活支援の必要性を理解できる。
③生活環境及び福祉用具などの安全・安楽に配慮できる。
④チームの一員としての役割を認識できる。
⑤対象者を取り巻く家族や地域との関係に注目できる。

■ 単位認定の要件
 ①~⑤の項目すべて60%以上達成すること

■ 単位の認定方法及び割合

■ 実習
 
学習方法
1.指導者の下での見学・観察及び補助的介護を実践する。
2.原則、日勤定時間での実習とする。
3.実習施設で立案された実習プログラムに沿って実習を行う。
4.当日の行動目標を明確にして実習に臨む。
5.観察事項・介護活動は、毎日実習日誌を記入し、実習指導者へ提出し、指導を受ける。
6.実習最終日に最終カンファレンスをもち、実習達成状況の自己評価を報告する。
  
学習内容
1.対象者と積極的にコミュニケーションを図る。
2.対象者の生活の場としての安全・安楽・快適さへの配慮を学ぶ。
3.介護の場における安全・安楽及び介護者の役割を学ぶ。
4.対象者について観察やコミュニケーションを通して情報収集を行う。
5.チームにおける報告・連絡・相談の大切さを学ぶ。
6.対象者の暮らしの場である居宅サービスおよび地域密着型サービスの役割について学ぶ。
7.ケアプランの閲覧を通して、多職種連携やチームケアについて学ぶ。

■ 時間外学修
 ・事前訪問(目安時間:約1時間) 
 ・実習前・・ワークシート(事業所概要) (目安時間:約1時間) 
 ・実習中・・カンファレンス資料 (目安時間:各約1時間)・実習日誌 (目安時間:毎日約2時間) 
 ・実習後・・実習の振り返りと今後の課題、お礼状 (目安時間:約1時間)

■ 課題に対するフィードバック
 ・実習生、実習指導者、巡回教員の三者で、最終カンファレンスを行う。内容として実習前、中、後のワークシートを
  基に体験を振り返り、学びや達成状況について報告、助言をもらい自己課題を明確にする。
 ・実習後、巡回教員より事後指導を受け、不足部分の補習支持をもらう。不足部分の補習を行うことにより次回の実習
  がより効果的に行えるようにする。

■ 使用テキスト・教材
 「介護実習の手引き」
 介護福祉士養成テキスト全巻

■ 参考文献等
 各科目の授業で配布したプリント 

■ 備考
 介護実習の評価は、実習施設評価と巡回教員評価においての総合評価とする。
 健康管理には十分に気を配ること。
 介護実習期間中に一回90分の巡回指導を一回以上行う。
 実習前に健康診断書交付申請、腸内病原菌検査を行う

 
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