シラバス

ビジネスワーク応用

開講年次：1年次

卒業：選択

開講時期：後期　授業形態：講義　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：2 単位

佐　藤　　　晃

■ 科目のねらい
この科目は、現代福祉学科のディプロマ・ポリシーである「現代福祉学科が学修の成果として求める、知識・技能・態度(人間性)を身につけ、地域、社会で実践することができる人材育成」を目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「地域の人々がより豊かな生活を送ることができるよう、実践的な地域活動や余暇活動の科目」である。これからのビジネスワークを支える基本的な考え方を理解することをねらいとしている。（ＤＰ中項目②③⑧）

■ 授業の概要
　ビジネス現場において、個々人がビジネスワークをどうとらえ、どう取り組んだらよいか、「実践の知（知恵・知識・技能）」を基盤におき、これからのビジネスワークを支える基本的な考え方を理解する。
　PDCAサイクルやフレームワークによる効率的、創造的な仕事の進め方をグループワークによるシミュレーションを通して理解し、課題発見・解決能力を身につける。そのうえで地域の課題を身近な視点から見つけ出し、解決を目指す企画案を考え、まとめる。

■ 達成目標・到達目標
①ビジネスワークの遂行に必要な知識、スキルを理解し、活用できる。
②PDCA、フレームワークの意義を理解し、事例課題に実際に活用し、効果をあげられる。
③地域に目を向け、課題に気づくことができる。また、解決策を考え、具体的な企画としてまとめることができる。

■ 単位認定の要件
上記の3項目すべてについて60％以上達成すること。

■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート：30％　授業内提出物：20％　授業内試験：30％　授業内活動：20％

■ 授業計画

第1回導入―ビジネスワークにおける改善と創造的思考

ビジネスワークの課題発見と解決について、「改善」と「創造的思考」をキーワードに概説する。

第2回ＰＤＣＡと「改善」

ＰＤＣＡサイクルの意義と、業務の改善の実際を学ぶ。

第3回創造的思考とフレームワーク①

課題発見・解決の方法としてのフレームワークについて学ぶ。アイディアの定義とフレームワークの活用について学ぶ。

第4回創造的思考とフレームワーク②

多彩なフレームワークの用途による使い分けを学ぶ。

第5回創造的思考とフレームワーク③

ＳＷＯＴ分析の方法を事例を通じて学ぶ。

第6回創造的思考とフレームワーク④

ＳＴＰ分析の方法を事例を通じて学ぶ。

第7回グループワークによる課題発見・解決①

グループワーク１による協働業務の課題発見・解決の方法を学ぶ。

第8回グループワークによる課題発見・解決②

グループワーク１による協働業務の課題発見・解決の方法を学ぶ。（前回の振り返りと続き）

第9回グループワークによる課題発見・解決③

グループワーク２による協働業務の課題発見・解決の方法を学ぶ。

第10回グループワークによる課題発見・解決④

グループワーク２による協働業務の課題発見・解決の方法を学ぶ。（前回の振り返りと続き）

第11回地域の課題発見・解決①

ここまでのグループワーク１・２を活かし、実際の地域社会における課題を考えてみる。地域社会の実情や産業の実態、事業経営の実態などを学ぶ。

第12回地域の課題発見・解決②

地域社会の課題について、課題を掘り下げる。より深く実態について調査する。

第13回地域の課題発見・解決③

課題解決に向けた企画を考える。企画書の書き方を学ぶ。

第14回地域の課題発見・解決④

企画を発信できるかたちに仕上げる。プレゼンテーションの方法を学ぶ。

第15回まとめ

企画のプレゼンテーションと授業全体の振り返り。及び授業内テスト。

■ 時間外学修
配布資料の熟読と、必要に応じての参考資料の検索と情報収集を行い、授業内容を説明することができるようにしておく。（毎回2時間）地域の課題発見、実情の理解などのために実地に赴き調査する。（8時間）プレゼンテーションのための資料作成を行う。（7時間）

■ 課題に対するフィードバック
授業内で提出したものは、集約し、次回に振り返りとして紹介し、コメントする。

■ 使用テキスト・教材
プリント資料を配布する。

■ 参考文献等

■ 備考

2022年度 シラバス 短期大学部 現代福祉学科

2022年度　シラバス　　短期大学部　現代福祉学科