シラバス

情報検索

開講年次：2年次

卒業：選択

開講時期：後期　授業形態：講義・演習　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：2 単位

依　田　　　平

■ 科目のねらい
この科目は、現代福祉学科のディプロマ・ポリシーである「現代福祉学科が学修の成果として求める、知識・技能・態度(人間性)を身につけ、地域、社会で実践することができる人材育成」を目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「地域の人々がより豊かな生活を送ることができるよう、実践的な地域活動や余暇活動の科目」である。大学における学習活動や社会での活動に必要な情報検索に関する基本的、実践的な知識を修得することをねらいとする。（ＤＰ中項目③⑧）

■ 授業の概要
　ググるという言葉が一般化したことからも分かるように、現在は知りたいことをWebで検索することが日常化している。この背景には、情報検索において、検索者の障壁になっていた点のサポート機能をGoogleが充実化させた点がある。
　この科目では、そもそも情報検索とはどのようなものなのか、そして当初の情報検索にはどのような問題があったのかを学ぶとともに、Googleが実現させたサポート機能について学ぶ。

■ 達成目標・到達目標
①検索キーワードの選び方や論理演算子の基礎的な使い方などを理解し、状況に応じた適切な検索式が作成できる。
②情報検索において、Googleが充実させたサポート機能について説明できる。
③検索結果の評価方法を説明することができる。

■ 単位認定の要件
上記①～③を総合して、60％以上の得点を得ること。

■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート：30％　授業内提出物：50％　授業内試験：20％

■ 授業計画

第1回ガイダンス

授業の概要を理解する。

第2回 Webとサーチエンジン

Webの発展とサーチエンジンが登場した経緯について学ぶ。

第3回キーワード検索

キーワード検索とはそもそもどういったものなのかを理解する。

第4回検索式と論理演算（基礎編）

検索式とは何かを学ぶ。また、AND，OR，NOTの三つの論理演算の基礎についても学ぶ。

第5回 Googleのサポート機能

形態素解析や表記のゆれへの対応などの、サポート機能について学ぶ。

第6回検索結果の表示順

PageRankなど、検索結果の表示順に影響を与える要素について学ぶ。

第7回 Googleでできる様々な検索

Googleでできる種々な検索について学ぶとともに、Yahooとの違いについても確認する。

第8回検索演習①

Googleを利用して、Web上から様々情報を探す。

第9回検索演習②

Googleを利用して、統計データの検索を行う。

第10回セル番地の絶対参照とその意味を学習・演習する。最大値・最小値を探す関数について演習する。

Web情報の信頼性や取捨選択方法について学ぶ。

第11回データベースとデータベースの検索

データベースの概要ならびに、基本的な検索方法について学ぶ。

第12回部分一致検索とワイルドカード

部分一致検索とその実現に利用されるワイルドカードについて学ぶ。

第13回論理演算子（応用編）

ANDやORを組み合わせた検索について、検索式の作り方や検索時の注意点を学ぶ。

第14回検索結果の評価

検索結果の評価方法ならびに評価を高めるための検索方針について学ぶ。

第15回データベース検索演習とまとめ

授業のまとめを行うとともに、データベースの検索についての小テストを行う。

■ 時間外学修
・授業内の課題に取り組む（計40時間程度）
・期末課題に取り組む（計20時間程度）

■ 課題に対するフィードバック
課題の採点を行い返却する。正答率の低い課題については、全体に対して解説を行う。
また、授業内の課題については、間違った問題の再提出を認める。

■ 使用テキスト・教材
・田中功ほか，『CD‐ROMで学ぶ情報検索の演習(新訂４版)』，日外アソシエーツ，2013

■ 参考文献等
・中島玲子ほか，『スキルアップ！情報検索　基本と実践』，日外アソシエーツ，2017
・こもりまさあきほか，『Webサイト、これからどうなるの？　キーワードから探るWeb制作の未来像』，インプレス，2017

■ 備考
授業内試験は一番最後の授業で行う。
欠席が6回以上の者には受験資格を与えないので注意すること。

2022年度 シラバス 短期大学部 現代福祉学科

2022年度　シラバス　　短期大学部　現代福祉学科