ボランティア部が被災地南三陸町へ行きました
東日本大震災から6年と約6カ月。私たち東北文教大学のボランティア部は9月23、24日に宮城県南三陸町へ1泊2日で行ってきました。
目的は2つあり、1つ目は被災地の現状を知ることで、自然災害の恐ろしさを学ぶと同時に防災意識を高めること。2つ目はボランティア活動を通して被災地への支援と繋げ、地元の人と触れ合うことでボランティア精神や助け合いの心を育てることを目的としました。
1日目最初に訪れた場所は、今年3月にオープンしたばかりの「さんさん商店街」という場所です。そこは28店舗のお店が並んでおりとてもにぎわっていました。
昼食には、南三陸町で有名な「キラキラ丼」という海鮮丼を注文しみんなで美味しくいただきました。こうして現地でお金を使うことは地元の復興にもつながります。
午後からは「東日本大震災語り部による学びのプログラム」に参加しました。地元の方による体験談やバスに乗りながら南三陸町の現在の様子をたくさんお聞きしました。そして私たちはその夜に、これから自分たちに何ができるかをテーマに話し合いを行いました。震災の経験をしていなくても自ら聞いて、見て、学んで子ども達に伝えなければならない。震災以外の災害でも先生がいなくとも子ども自身が命を守れるようにしなければならない。避難した後どうしたらよいのか考えなければならない。などのたくさんの意見がでました。
これらの学びは、今後教師になる上で必要な経験や知識になったと同時に、それは子どもの命を守るために大切なことであると実感しました。
2日目は南三陸町で行われている福興市にボランティアとして参加させていただきました。福興市とは地元の水産業者、加工業者、小売業者がいち早く復興を目指して被災地を盛り上げようというイベントです。
そのお手伝いとして私たちが参加し、地元の方と触れ合うとてもいい機会になりました。また私た
ちと同じように大正大学(東京)の学生も参加しており、今でもこうして支援している学生がたくさんいると心が温かくなりました。
最後に私たちはこの2日間活動を通してたくさんの方に感謝の言葉をいただきました。それは、震災で苦しい体験やたくさんの助け合いがそこにあったからだと考えてます。私はその心を教師になった際、子ども達に伝えていきたいです。
来年、再来年とこれからも継続的に支援をしていきたいと同時に、たくさんの学生に足を運んでいただきこの経験とそこから教師につながる何かを学んでもらいたいと思います。
ボランティア部部長 子ども教育学科2年 湯澤 真