平成２３年度　入学式

　4月17日（日）山形県県民会館において東北文教大学および東北文教大学短期大学部の入学式が行われました。
　式典に先立ち、このたびの東日本大震災で被災された方々並びに御家族には、衷心よりお見舞い申し上げますとともに、犠牲者の方への黙とうをささげてから式が始まりました。

内田英子学長からは新入生に対し、「自分が目指すものに向けて、自分の価値と可能性を高めるために自分で学ぶものを決める自由があるということは、責任が伴います。知識や情報、技能を覚えるだけでなく、課題を見出し、研究し、発表するという課程で培われる「自ら学ぶ」という姿勢です。この自ら学ぶ姿勢が社会に出たときに役立ち、人生を豊にしてくれます。自ら学ぶ責任を自覚して大学生活を過ごして下さい」と式辞を述べました。

これに対し、新入生代表の渡部幸恵さん（人間福祉学科）は、「今こうして新たなスタートラインにつける私達の心中も穏やかではなく、志なかばでその思いを断たれた方を思い、自然の力の大きさ、人の力の弱さを思い知らされると同時に、人の命の尊さや、家族や友人、地域の人々の絆の強さを感じています。この東北の地で、学ぼうとする私達は強い使命感を持って学ぶ意志が必要だと思います。私達が学ぶこと努力することで、自分自身の能力を最大限にに引き出して、社会に貢献できる有為な人材となるために努力します」という誓いの言葉で応えました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学長式辞　　　　　　　　　　　誓いの言葉（新入生代表）