子ども学科が「平成29年度子どもフォーラム」を実施しました
子ども学科は、2018年2月10日(土)に「平成29年度子どもフォーラム」をやまぎんホール(山形県民会館)で実施しました。山形女子短期大学時代から続いているこの学科行事は、2年生における二年間の学びの集大成の場、1年生におけるさらなるステップアップの場として開催しています。午前中は自分で設定したテーマについて調査・研究を進めてきた卒業研究の口頭発表が行われました。
午後は、今年度より設けられた卒業研究優秀論文の発表が行われました。卒業研究優秀論文は、保育環境・オペレッタの卒業論文の中から3件の論文を選出することで、卒業生たちのこれからの学びへの意欲と、在学生の意欲の喚起を目的に設けられたものです。
今年度選出された論文は、以下の3名の論文です。本人からのコメントもあわせて掲載します。
〇尾形佳奈子 (山形県立高畠高等学校出身)
論文タイトル: 「BGMのテンポによってもたらされる人的影響について」
「今回自分の書いた論文が選ばれてとてもうれしかったし、信じられなかったです。自分の好きな音楽を突き詰めて論文を書くことができよかったです。本番は15分間ずっと緊張していて、時間が長く感じました。多くの人が聞いていると思うと不安がありましたが、自分の論文が選ばれたことの責任を感じながらいい発表をしようと臨みました。今回アンケートに協力してくださった子ども学科のみなさん、佐久間先生にはとても感謝しています。また、1年を通して様々なところでアドバイスやサポートをして下さった郷津先生には感謝しきれません。さらに郷津ゼミのメンバーも最高でした。」
〇佐藤汐里(山形県立上山明新館高等学校)
論文タイトル:「家庭的保育事業の現状と課題」
「一つのことに対し、研究をしていくということが初めてで、最後まで不安が大きかったです。特に子どもフォーラムが近づくにつれ、提出の締め切り、パワーポイント、原稿の作成ととても忙しい日が続きました。ですが、ゼミの曽根先生、アンケート調査にご協力いただいた皆様などのお力を借りることで研究を終えることができ、優秀論文にも選んで頂き、嬉しく思っています。ありがとうございました。」
〇鑓水茉衣
論文タイトル:「ベビーサインが子育てに与える影響」
「中俣先生のご指導のもと、ベビーサインについて様々な発達の観点からや育児ストレスとの関連など、深く追求することができました。労力を惜しまず取り組んできた本研究を優秀論文として発表させて頂きました。緊張があるなかでしたが、ベビーサインについての関心だけではなく、原点など、これまでの研究があるからこそ、自身の本研究へつなげられたのだと思います。」
続いて、1年生と付属幼稚園年長児との合唱・合奏である<幼児と共に>:「ピクニックに行こう!」が行われました。<合唱>・<合奏>の受講生は、付属幼稚園年長児との練習を重ねながら本番に臨みました。
最後には、卒業研究のステージ発表である創作オペレッタ「エレナと魔法の花」を上演しました。
【舞台ゼミ】 石井悠花(山形県立上山明新館高等学校出身)
「本番を無事に迎え、乗り越えることができ大変ほっとしています。舞台ゼミみんなで作り上げてきた大道具小道具が、ライトに照らされキャストに触れられ、舞台として一体化していく様は、作り手として誇らしい思いで一杯になりました。作る過程では他ゼミとの連携や意見交換は難しく感じることもありました。しかし、一人一人が頑張って作ったことを、他ゼミのみなさんが理解してくれたことは嬉しく、支えとなりました。このステージ発表を糧に、各々が保育者、社会人として成長できたと思っています。一から物を作ることがどれだけ大変で楽しいかを経験できたのではないでしょうか。」【衣装ゼミ】 今野千乃(山形県立鶴岡中央高等学校)
「キャストの方が演じてみて動きづらいところなどギリギリまで修正を重ね納得のいく衣装になりました。当日は黒子としてサポートし、最後までみんなで作り上げられてとても良かったです。」
【音楽ゼミ】 杉本春菜(日本大学山形高等学校)
「音楽ゼミでは、楽曲の作曲、編曲、演奏を担当しました。一つ一つの音の役割を考えながら、一つの曲の中でも色を変えて表現していくことを心がけました。本番では、今まで築き上げてきた信頼関係によりいいチームワークの中最高のステージにすることができました。見に来てくださった皆さん、協力してくれたオペレッタのみんな、ご指導して下さった先生方本当にありがとうございました。」