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【授業紹介】[現代子ども論]子ども学科1年生(2022年4月20日)

子ども学科1年生の[現代子ども論]では、建学の精神を保育と関連付けて考え、保育を取り巻く様々な環境から子どもの実態を探り、子どもが育つうえでの問題点を把握・整理します。そして、現代に育つ子どもの現状について具体的に学び、理想の保育者像について考えます。担当者は阿部弘生准教授です。

 4月20日(水)の第2回目の授業では、東北文教大学・東北文教大学短期大学部の建学の精神と校歌について講義と演習を実施しました。

はじめに、阿部弘生准教授より建学の精神について、本学の創設者である富澤カネ先生の『思い出のままに』を読み解きながら解説がなされました。さらに、建学の精神である「敬・愛・信」について、入学式の学長式辞をもとに考察し、それぞれの学びを深めていきました。

次に、宮下通准教授の解説により、校歌の歌詞について、『思い出のままに』に記された本学創設までの経緯とつなぎ合わせながら深く学んでいきました。そして、宮下通准教授の伴奏により、全員で実際に校歌を歌いました。

新型コロナウイルス感染症の対策として、十分に発声することはできませんが、楽譜を手に学生一人一人が歌詞を噛みしめながら校歌の歌唱に取り組むことができ、2年間の学びに向けた充実した時間を送ることができました。

授業後の学生のコメントを一部紹介します。

「入試の時に建学の精神は調べていたけど、その時に知ることが出来なかった内容やそこに込められた思いなどを今日の授業では深く学ぶことが出来て良かったです。私もこの2年敬、愛、信を心にとめて、子どもに寄り添える保育者になれるように一生懸命学んでいきたいです。」

「東北文教大学の歴史や、校歌の歴史、意味などについて知ることで「敬愛信」の意味や歌詞についての思いを知ることができ、この学校で色々学んでいこうという気持ちにさせられた。」

「文教大学の歴史、校歌の意味を知ることができた。小、中、高と校歌はあったけど意味を深く知る機会はなかったので、意味を知りその意味を頭の中で考えながら歌うことで感情を込めて歌うことができた。文教の前の建物などが今も残っているので下校するときなど見てもっと文教のことを知ることができたらいいなと思った。卒業式まで校歌を忘れず、感情を込めて大きな声で歌えるように頑張りたい。」

「今の東北文教大学、短期大学部があるのはあつい歴史や想いが詰まっていたからなのだと改めて知った。校歌の歌詞の中にも色々な意味が込められていて、私は勉学により熱心に取り組んでいこうという意味が込められてるのでは無いかと感じた。」

「入学式の時に学長が話していた敬愛信について、詳しく聞いて、仲間と支え合い高めあって行けるように頑張りたいと思った。」

「敬愛信の言葉の一つ一つにも想いが込められており、保育者になるにあたり尊敬、愛する、信頼どれをとっても大切なことだと感じた。初めは校歌の歌詞が難しく圧倒されていたが、先生と読み進めていくにつれ歌に込められた思いなどを理解することができた。校歌だけでなく他の歌でも理解しながら歌っていきたい。」

「建学の精神について深く学ぶことができた。教育の中で学力だけでなく1人の人間としての力や保育現場などに入った時実践できる力を身につけていけるようこれからの授業をもっと深く学びたいと思いました。」

文責:阿部弘生(子ども学科)

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