お知らせ

令和5年度「未来に伝える山形の宝」事業  南山形再発見 講座1 DVD完成上映会 「南山形の埋もれる氷期の森 氷河期の埋没林」

 東北文教大学・南山形地区創生プロジェクト委員会は9月16日(土)、南山形コミュニティセンターにおいて「南山形に埋もれる氷河期の埋没林」のDVD制作完成上映会を開催しました。DVDは、本プロジェクト委員会で制作、令和5年3月に完成しました。
 内容は、2003年に山形大学の櫻井敬久教授によって谷柏の須川で埋没林が発見されて以来、後世に残そうとする南山形地域の取組をドローン映像と関係者のインタビュー等をもとに構成され、再生時間27分間、ナレーションは東北文教大学人間科学部の学生が担当しています。
 上映会は、東北文教大学・南山形地区創生プロジェクト委員会委員長 須藤善友氏の「発掘された埋没林は山形県立博物館、南山形コミュニティセンター、山形市谷柏地区に展示され川に流される心配もなくなり、本日埋没林の完成DVDの上映ができる運びとなったことをうれしく思います。」との挨拶で始まりました。
 本上映会には南山形地域の方々を含め山形県内各地から49名の皆様からお越しいただき、上映後は埋没林の発掘・保存に関係された方や南山形地域の方々から、この取組にまつわるエピソードが披露され、氷河期からの2万7千年前の地域資源、歴史遺産、学術的資料をより多くの人に知って欲しいとの感想が多く述べられ、盛会裏に終了しました。


写真使用承諾済み
文責:地域連携・ボランティアセンター


※南山形発見 講座2 は、11月25日(土)「山形のまちとイザベラ・バード」のテーマで開催します。会場は南山形コニュニティセンター、講師は渋谷光夫氏(前東北文教大学客員教授)です。
 渋谷氏は、1878年に東日本と北海道、関西等を旅し、後に「日本奥地紀行」を著した英国人旅行家のイザベラ・バードの研究家です。イザベラ・バードが見た当時の山形についてお話をいただきます。