【人間関係学科】2年生が「人間関係演習Ⅰ」において観察実習を行いました
人間科学部人間関係学科では、人間関係について理解を深め、社会の人間関係に関するさまざまな課題解決に貢献できる人材育成を目指しています。本学科の中心科目である「人間関係論」「人間関係演習Ⅰ」「人間関係演習Ⅱ」「人間関係プロジェクト」では、人間関係の基本的知識の修得、フィールド学修を通した現実的個別的な課題解決に適用する能力の養成を科目のねらいとしています。
2年次科目「人間関係演習Ⅰ」では、知識編「人間関係論」の次のステップとして観察実習を位置づけ、実社会の現場で人間関係にまつわる諸問題がどのような形で現れ、それぞれの場でいかなる対応や対策をしているのかなどを直接的に観察するフィールドワークを実施しました。今回の観察実習のフィールドは本学事務局であり、「学務課」「進路支援センター」「入試広報センター(広報部門)」「施設管理課」「附属図書館」を設定しました。
大学事務の役割・機能、実習マナー、心構え、個人情報保護について事前学習をしたうえで各実習先に赴き、人間関係の構成要素(担い手・目的・ルール)と相互作用、自らの人間関係上の課題への適用可能性について、体験を通じて得た学びを言語化しました。さらに、実習後は自己の体験を振り返って分析・整理し、また多様な情報を他者とともに共同学習をすることによって学修を深めました。7月11日と25日の発表会では、グループごとに設定したテーマで観察実習のまとめを行う予定です。
高校までに培ってきた「自ら学び自ら考える」探求型学習の次の目標として、大学では、それまで身につけてきた課題解決能力を、実社会や実生活の課題について様々な角度から俯瞰し考え、既存のしくみに縛られない独創的な視点で発想し、具体的・協同的に活用できるように教育することが求められます。本科目は「人間関係」に焦点を当て、大学教育に求められる探求型学習の最初のステップに位置づけています。
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文責:人間関係学科