お知らせ

「山形シシ踊り学」講座開講

 6月15日(火)に、東北文教大学短期大学部総合文化学科の菊地和博教授が発起人となった、山形シシ踊りネットワーク設立を記念した山形シシ踊り学講座がスタートしました。山形シシ踊りネットワークは、少子高齢化による担い手不足や経済不況に伴う財源不足からシシ踊り継承活動に赤信号がともる団体がでてきていることから、団体どうしの情報交換や連携をはかって励まし合うこと、伝承芸能をとおして地域社会の発展に貢献することなどを目的として設立されました。
 菊地教授は民俗学のなかでもシシ踊りを研究し、特に東北地方のシシ踊りは盆の死者供養を目的としていることを強調し、シシ踊りの鎮魂供養性という特質を明らかにしました。菊地教授の呼びかけのもとに賛同する人たちが集まってシシ踊り世話人会がつくられ、それが山形シシ踊りネットワーク設立に結びつきました。シシ踊りについての学習と普及をはかろうというものです。
 次回の講座は8月8日(日)、山形市山寺で行われる磐司祭「全国シシ踊りフェスティバル」にて菊地教授による公演解説が予定されています。
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