お知らせ

基礎演習ⅡB発表会(1)

 12月8日に基礎演習ⅡBフィールドワーク(11月4日実施)の成果発表会が行われました。グループ発表の形を取り、歴史文化・比較文化・現代文化・地域社会の4系列毎に、フィールドワークでお世話になった地域の方々などをお招きして実施しました。発表後には参観者からコメントやご意見を頂戴し、学生にとっては実りの多い時間となりました。
 以下、学生より寄せられたコメントを系列毎に紹介します。

(1)歴史文化系
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・志田美津子さん(総合文化学科1年)
 今回の基礎演習ⅡBの授業で、私たちの班では出羽三山神社にある「鏡池」について調べました。何故信仰の対象が「鏡」だったのか、他県にも鏡池は存在するのかなど、様々な疑問が浮かびました。インターネットや資料を参考にして調べてみたところ、鏡池とは県内だけではなく、全国的にあるということがわかり、鏡が盛んな時代が平安時代であったことがわかりました。
 また信仰については、鏡は日本人にとって神聖なものであったことや池の水面は自分の心を映す場所、神々の御神威を示す場所ということから古代から信仰していたとわかりました。山などといった自然の信仰とも密接であったり、調べてみて鏡池だけでも分からないことが沢山あったのに、鏡ということだけでも奥が深く、初めて知ることばかりでした。
 鏡は私達の日常生活ではなくてはならない道具なので、もっと多くの人に鏡池の存在と鏡の歴史を知って欲しいし、何より一度鏡池に訪れてみて実際に地元の人の話を聞いてみたりするのが一番良いと思います。今回、鏡池を見たのはもちろん良かったのですが、蓮の葉が池一面に広がっていたので「本当に鏡池なのか」と不安に感じるくらいでしたので、今度もし機会があったときは本当に鏡のような池が見たいと思いました。
 今回の授業で、身近な鏡のことについて多くの知識を得たことで良い経験になったと思います。学んだ沢山のことを今後の生活に活かして行きたいと思います。
 
・若生一斗さん(総合文化学科1年)
 私たちはフィールドワークで出羽三山を巡り、そこで疑問に思ったことについて各班ごと調査をし、それをまとめて発表しました。私の班は「いでは文化記念館」で見た月山鍛冶の日本刀に興味を持ち調べてみました。他の班も羽黒山の五重塔や鏡池、山伏の生活や様々な祭りを各自の視点から調べており、なかなか興味深いものでした。発表を終えて、歴史と現代をうまく対比させた研究をするべきだったという反省と、スライドの構成や資料の準備などをさらに充実させなければという反省をしました。今回の反省を来年の卒研に生かせるように考えていきたいと思います。

(2)比較文化系
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・江川直美さん(総合文化学科1年)
 私たちは、パラグアイの方にインタビューを行い、そこから学んだことについて発表した。考察が深められなかったので、背景に何があったのかなどを事前に詳しく調べるべきだったと反省している。全体的に見て、どの班も協力して作業し、その努力の結果が表われた良い発表会だった。今回先生や参観者に指摘された点を改善し、次の活動に生かしたい。

・今野奈緒美さん(総合文化学科1年)
 今回各班の発表を聞き、国によって連想される言葉や恋愛観・結婚観などが違うことを知ることができた。インタビューイーの方々の多くが、自分の母国とは違う文化や言葉の中で生活されている中、まわりの日本人に感謝の念を示されていることに感銘を受けた。この授業を通して、外国人に対する考え方が変わり、貴重な体験をすることができたと改めて感じた。

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