基礎演習ⅡBでフィールドワークを実施(2)
「基礎演習ⅡBでフィールドワークを実施(1) 」からの続きです。
2.比較文化系
山形市在住の外国人の方の山形での暮らしや価値観などを探ることを目的としました。山形市在住の外国人5名(出身はアメリカ、ペルー、韓国、ネパール)を対象に、文化や生活に対する価値観についてのインタビューを行いました。
(総合文化学科1年 高橋智美さん)
私たちの班はネパール人のジャムナさんにインタビューをしました。ジャムナさんは10年弱山形県に住んでおられて、日本語も丁寧で聞き取りやすかったです。インタビュー内容はジャムナさん自身について、結婚についての考え方、単語からの連想を通じて価値観を探るというものでした。中でも最もネパールと日本の違いを感じたことは、結婚相手の選び方についてでした。日本では恋愛結婚が一般的ですが、ネパールでは両親が決めた相手と結婚することが一般的ということでした。同じアジア圏でも真逆な価値観を知ることができ、新たに様々な疑問や興味が湧いてきました。今後ネパールだけではなく、他の国々についても調べてみたいです。
(総合文化学科1年 渡部祥平さん)
今回佐々木玲子さんへのインタビューを通して、異文化について深く考えることができました。私が考えていた異文化は食文化や礼儀・マナーなどについてだけでしたが、韓国の男性と日本の男性の違いや、山形特有の人々との関わり方など、考えもしなかったような観点からお話を聞くことができ、とても充実した時間を過ごせたと思います。
3.地域社会系
西川町本道寺地区(本道寺・月岡・月山沢・志津)の地域づくりについて提案をすべく、地区内の地域づくりに関わる方々への聞き取りと現地踏査を行い、地域活動・地域づくりへの理解を深めました。
(総合文化学科1年 岩崎謙太郎さん)
志津・弓張平・本道寺を巡るフィールドワークは、秋の紅葉でとてもきれいな景色を楽しむことができました。弓張平にある体育館や競技場などの広大な施設は、この地域を盛り上げるために十分活用できるのではないかと感じました。今回のフィールドワークでの体験をもとに、皆で知恵を出し合い、少しでも地域の手助けができるような新風を巻き起こしたいと思いました。
(総合文化学科1年 黒田亜祐実さん)
今回西川町の本道寺・志津地区に行き、今の現状や改善しなければならない問題点を知ることができました。その中でも地区ごとで連携することができず、町おこしができていないことに改めて気付かされました。自然が豊かで魅力的なブナの原生林や湯殿山神社、つり道場など、世間にもっと伝えていかなければならない地域だと思いました。とても良い経験をさせていただき、ありがとうございました。