お知らせ

基礎演習IIBでフィールドワークを実施(1)

 総合文化学科1年生必修科目である「基礎演習IIB」のフィールドワークを11月1日(金)に実施しました。

 基礎演習IIBは、歴史文化、比較文化、地域社会の3系列に分かれ、西川町、羽黒町、山形市などでのフィールドワークを行うことで、コミュニケーション力を養うとともに、地域の問題への理解を深めることを目的としています。今年度の各系のフィールドワークの内容や受講した学生の感想は次の通りです。

1.歴史文化系
 羽黒山、西川町大井沢を訪問し出羽三山信仰の歴史文化を探しました。

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【学生の感想】
・今回、出羽三山として有名な羽黒山と西川町大井沢にある湯殿山神社(かつての大日寺)に行きました。博物館では神仏分離令などから逃れた仏像や、山伏の生活について知ることができました。羽黒山では、山伏が修行する道を菊地先生の解説を聞きながら登り、湯殿山神社では、宮司の志田さんにお話を聞き、「山の神おんび」も見ることができました。
一番驚いたのは、以前の出羽三山と現在の出羽三山は違っていたことです。「月山・羽黒山・鳥海山」だった時代もあったそうです。 (総合文化学科 1年 橘井 沙也佳)

・私たちは、出羽三山の一つである「羽黒山」と大井沢の「大日寺跡 湯殿山神社」に行きました。羽黒山では、いでは文化記念館と出羽三山歴史博物館で貴重な仏像や書物、修験道法具などを見ました。いでは文化記念館では、実際に「ほら貝」を吹く体験もできました。また、山伏が修行中に食べる精進料理を現在一般客にも提供している、斎館の方にインタビューをしました。精進料理の作り方や材料の入手方法など踏み込んだ内容のお話をお聞きすることもできました。羽黒山の合祭殿近くでは、観光客案内の山伏の方と写真を撮ることもできました。今日一日、大変内容が濃く充実したフィールドワークだったと思います。(総合文化学科 1年 川木 優花)

(2)に続きます