シラバス

ビジネスワーク基礎

開講年次：1年次

卒業：選択　　介護福祉：選択

開講時期：前期　授業形態：講義　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：2 単位

佐　藤　　　晃

■ 科目のねらい
この科目は、現代福祉学科のディプロマ・ポリシーである「現代福祉学科が学修の成果として求める、知識・技能・態度(人間性)を身につけ、地域、社会で実践することができる人材育成」を目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「地域の人々がより豊かな生活を送ることができるよう、実践的な地域活動や余暇活動の科目」である。ビジネスワークを支える基本的な考え方を理解することをねらいとする。（ＤＰ中項目③⑧）

■ 授業の概要
　ビジネスの現場において、個々人が実務（ビジネスワーク）をどうとらえ、どう取り組んだらよいか、「実践の知（知恵・知・技能）」を基盤におき、これからのビジネスワークを支える基本的な考え方を理解する。
　働く場の現状と変化をワーカーの視点でとらえ、個人業務と協働業務の基本について、業務マネジメントに関するケースワークを取り入れつつ学ぶ。また、ビジネスマナーについて、挨拶から電話応対、さらに報告・連絡・相談等のコミュニケーションの基本を理解し身につける。

■ 達成目標・到達目標
①ビジネスワークを学ぶ基本的な意味を理解し、説明できる。
②ビジネスを支える個人業務と協働業務を事例を通して学び、シミュレーションに活かすことができる。
③ビジネスマナーやコミュニケーションの基本を理解し、適切に実行することができる。
④ビジネスに関する一般的知識を修得し、説明できる。

■ 単位認定の要件
上記の4項目すべてについて60％以上達成すること。

■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物：40％　授業内試験：40％　授業内活動：20％

■ 授業計画

第1回導入

ビジネスの定義と目標、ビジネスワークのとらえ方について基本的な枠組みを学ぶ。

第2回ビジネスワークのキーワード

ビジネスにおいて肝要なのは、効率性と創造性を実現することである。そのためにどのような業務管理が必要となるかを概観する。

第3回ビジネスワークとコミュニケーション

ビジネスにおけるコミュニケーションの重要性を報告・連絡のマナーや説明の仕方などから学ぶ。

第4回ビジネスワークの基本能力と能力開発

ビジネスワークに求められる５つの基本能力とは何か。また、その能力開発には何が大切か。

第5回業務マネジメントを学ぶ①―個人業務のスケジュール管理

効率的、創造的な業務を進めるマネジメントの基本として、個人のスケジュール管理を学ぶ。

第6回業務マネジメントを学ぶ②―協働業務における計画立案(1)

協働業務におけるマネジメントの基本として、業務計画の立案からガントチャート作成までを学ぶ。

第7回業務マネジメントを学ぶ③―協働業務における計画立案(2)

ガントチャートの応用として、個人別スケジュール表の作成を学ぶ。

第8回ビジネスマナーを学ぶ①―コミュニケーションの基本(1)

ビジネス現場での「挨拶」から「敬語」の基本までを学ぶ。

第9回ビジネスマナーを学ぶ②―コミュニケーションの基本(2)

ビジネス現場での「電話応対」の基本を学ぶ。

第10回ビジネスマナーを学ぶ③―コミュニケーションの基本(3)

ビジネス現場での「電話応対」の基本を学ぶ。（続き）

第11回ビジネスマナーを学ぶ④―コミュニケーションの基本(4)

訪問と来客応対のマナーを学ぶ。

第12回ビジネスマナーを学ぶ⑤―コミュニケーションの基本(5)

コミュニケーションの基本として、報告・連絡・相談の意義を学ぶ。

第13回ビジネスマナーを学ぶ⑥―コミュニケーションの基本(6)

報告・連絡・相談の仕方について、事例を通して学ぶ。

第14回これからのビジネスワーカーの在り方を学ぶ

ビジネスワーカーを取り巻く現代の社会環境、産業構造の変化について知る。

第15回まとめ

全体の総括と確認のテスト。

■ 時間外学修
配布資料を熟読し、必要に応じて参考資料を検索し、収集した情報とともに資料の内容をまとめられるように復習する（毎回2時間）。所属するサークル等での活動を通して、学んだことを実践してみる。（15時間）

■ 課題に対するフィードバック
授業内課題として提出されたものについて、集約して次回授業内に紹介し、コメントを加えていく。

■ 使用テキスト・教材
プリント資料を配布する。

■ 参考文献等

■ 備考

2021年度 シラバス 短期大学部 現代福祉学科

2021年度　シラバス　　短期大学部　現代福祉学科