遺体を棺桶に入れ火葬場まで運ぶ。松原の場合、喪主(主に長男)が白装束を着て、草鞋を履き、額紙をして棺桶を背負って運んだ。矢柏の一部の地域では喪主ではなく末っ子やその夫(亡くなった人といた期間が一番短い人)が運んだ。また矢柏の一部では駕籠で運んだ。
葬儀
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民俗 | 2013a_yoshida_野辺送り.mp3 |
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14SY:あれは死んだところの喪主がよ、例えばあのー死んだ人亡くなった人をこう棺にいれて、そしてその、火葬する時にはその喪主が白装束であのなんだいあの草鞋、す草鞋っていうのがな。素草鞋はいで白装束着て、ここにこう紙でできた三角のねえ冠をして、してその棺を背負ってよ、その棺を背負って 10TD:背負ってだっけが? 14SY:んだ、うち松原は背負って 10TD:おらだ火葬場さ行ぐにゃあ、あのお駕籠、駕籠あの殿様乗るみでな 14SY:駕籠かあ 10TD:でえ行ったもんだ。そしてえあの集落の人だが薪を集めて 14SY:いがたにこう組んでね、そこに棺を置いて、そして木をこう組んで、して藁で火いつけえして、して長男っていうか喪主だと思うけど背負ってえそのお、焼き場に行ったな。 18KT:うちのほうはあれだったあの一番とお末っ子の兄弟あー子ども。一番あれ親との関係で一番短い期間ということで、うんあのお一番ばっつっていうがな、この人の旦那さんが背負うっていうとか、本人が背負うとか。 14SY:まあそうゆう、まあいずれにしても背負って 04WK:でも一人の、一人で背負うっていうの楽ではながったべねえ。 18KT:んだねえ 10TD:駕籠だっぺげずねえ 14SY:しっかりしたああれだっけなあ |