凡例

インデックスについて

  • 五十音検索では「あ」から「ん」をクリックすることで、五十音順に南山形の言葉を閲覧できる。「他」をクリックすると南山形地域の生活や伝統的な文化について閲覧できる。
  • 音声検索では音声提供者番号「01KF」から「18KT」までの方が発音された語や文、エピソードなどについて聞くことができる。音声提供者番号については(→こちら)。「民俗」をクリックすると「他」と同様に、南山形地域の生活や伝統的な文化について閲覧できる。
  • キーワード検索では方言や標準語などを入力することで検索結果を閲覧できる。
  • 検索結果にはラベルが付くものがある。使用度は使用度付きの項目、音声は音声付きの項目、スクリプトは音声の文字起こし(スクリプト)が付いていることを表す。

各項目について

  • 見出しの項目は五十音順とし、できるだけ表音的な表記とした。
  • 複数の意味を持つ語は、①②③などの丸数字に分けて解説した。
  • 項目によっては「 」に例文も示した。
  • 別語形や、同じ意味で別の言い方がある場合は〈 〉に示した。
  • 検索の便のため、標準語・語形変化の欄を設けてある。
  • 音声ファイルが付いている項目のいくつかには文字スクリプトを示した。
  • 使用度については本画面下に示した。

音声について

2012年度の調査ではOlympusのICレコーダ(マイク無し)で録音している。2013年度の調査では同じ機材とピンマイクを用いて録音している。MP3形式で録音したものをSoundEngine(→SoundEngine Free)で編集した。

以下、音声を吹きこんでくださった方の情報として、辞書項目に掲げるラベル記号、地区(言語生育地)、生年の順に記す。全員が男性である。

ラベル記号地区生年
01KF(男性)谷柏1941
02ST(男性)津金沢1942
04WK(男性)黒沢1938
05HH(男性)松原1936
06IM(男性)松原1952
07MH(男性)松原1938
08AM(男性)片谷地1942
09YS(男性)谷柏1943
10TD(男性)谷柏1943
11TH(男性)松原1941
12HK(男性)松原1943
13EM(男性)谷柏1936
14SY(男性)松原1940
15TK(女性)松原1940
16FD(男性)松原1936
17HT(男性)谷柏1948
18KT(女性)片谷地1933
民俗

使用度について

  • アンケート調査を行った項目には、ことばの使用度を概観するために、【使用度目安】項目に全体、60代以上、60代以下の使用度を★の数(5段階表示)でそれぞれ示してある。★が多ければ使用度が高く、☆が多ければ少ないことを示す。使用度の集計は、南山形生え抜きの話者によるもののみを対象としている。
  • 【使用度詳細】では1930年代(3人)、1940年代(6人)、1950年代(4人)、1960年代(2人)、1970年代(3人)、1980年代生まれ(4人)別に使用度を示した。
  • 使用度はグラフでも示した。縦軸が使用度、横軸が生年の年代を表す。なお、棒グラフ(赤)が項目全体の使用度となっている。
  • また、世代別の使用度詳細をみるために、【使用度詳細】項目に1930-1980年代生まれ別の使用度を100点満点法で示した。

採録語について

「はしがき」に記すように、南山形の方々が、これが自分たちのことばだ、と認識するものが採録語となっている。「中央」と対置される「方言」でなく、「南山形のことば」としているのはそのためである。したがって、項目のなかにはいわゆる俚言ではないものや、単語でなくフレーズの形のものもある。また、ここに掲げる項目は、すべて現在の南山形の方々の、声や記憶に存在するものばかりである。時代や生活の変化によって命脈を絶とうとすることばも含まれはするが、いまの人々の、生(なま)のことばである。